白銀の断罪者
□事のはじまり
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エドワードとアルフォンスは
幼き日に亡くなった母親を思うあまり
死んだ人間を甦らせるという錬金術最大の禁忌
人体錬成をおこなってしまう。
しかし錬成は失敗し、エドワードは左足を
アルフォンスは体すべてを失う。
己の右腕と引き換えに、かろうじて弟の魂を錬成し、
鎧に定着させることに成功したエドワードだが、
その代償はあまりにも大きすぎるものであった。
エドワードはアルフォンスと共に、失ったすべてを取り戻すため、
絶大な力をもつ“賢者の石”を探す旅にでる。
失った右腕と左足を鋼の義肢、機械鎧に変え…。
探し続けること三年…
あるとき偶然訪れた町で石の真実を知る人物に出会う
資料の隠し場所を知り苦労の末、解読し知った真実は残酷なものだった
石の材料は“生きた人間”だという…
石の真実を知った兄弟は
人ならざる人…ホムンクルスと出会う
ホムンクスルたちは工ドワードに賢者の石
をつくらせようともくろみ
工ドワードとアルフォンスはそれに対峙するかたちとなつた
激闘の末、命を落とした工ドワードのために人体錬成を試みたアルフォンス。
しかし、錬成の代償として鎧の身体すら失なってしまった。
生き返った工ドワードはアルフォンスを取り戻すために再び人体錬成を行った
その命の錬成と引き替えに、エドワードは門の向こうの「現実世界」へ飛ばされてしまう