拍手小話

□テニプリ小話
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☆宍戸拍手☆

キスの味

俺宍戸亮は周りからやれ純情ボーイやらヘタレと言われているが、俺はそんな激ダサじゃねぇ!└(`Д´メ)」
今大事な彼女に告白した時だってめっちゃ格好良くさ…あれ…でも俺あいつに告白した時ヘタレに激ダサだった気がする…
やっぱ俺って激ダサ?

「宍戸はあの子とキスもまだなん?」

と忍足に言われてまた宍戸は純情やなぁ…とか言ってる。

「そんなのしたことあるに決まってんだろ!」


と言ったが正直あいつとはキス…したことない。あ!ホッペにキスはあるぜ!

なんかあいつの顔目の前にしたら急に恥ずかしくなって…

でもやっぱキスしたい訳で…やっぱ脱ヘタレをしねぇと!


放課後俺はあいつと一緒に帰る。

いつもは忍足とか友達も一緒に帰ってるが今回は2人っきり。

寒くなったねとか今日長太郎がさぁ…とか話をする。だが俺はいつキスするか…そんなことばかり考えてあいつの話をあんまり聞いてない。

それどころか逆に変に緊張してくる。俺はできるだけ冷静になれるようにガムを多めに噛んでいた。

「りょーくん?」

「ん?あぁゴメンちょっと考え事してて」

と笑ってるがあいつは何だか心配そうに見つめてる。そしてすっと俺の手を握ってきた。
「冷たいね…具合悪くない?」

と言ってる…うわぁ上目使い激可愛い…っつか手…握られてる//とか思ったがまた忍足達が見たら純情だとか言われるだろうな…よし脱ヘタレだ!

俺はあいつが握ってた手を握り返して俺に引き寄せた。

「わっ!」

キスするんだキスするんだ…とそればかり
頭のなかで巡って…

ちゅ…とあいつにキスをした。

その後の俺はまたヘタレでただあいつに謝った。何先走ってやってしまったんだ俺は!

あいつはちょっとしかめた顔してて、嫌だったのか?とか悪いことばかり考えてしまう。
「りょーく…辛いっ」
と舌をだしている。
辛い?あ!きっとガムだ!ブラックを2・3枚まとめて噛んでたから…

「ゴメン×2」と笑いながら頭を撫でる。

そんな顔見てたらまたしたくなった。

今度はガムは取るからもう一回しよう。長めにしてもいい?

貴方とのキスの味は辛いミントのあじ。

甘いより辛くて刺激的な方が貴方らしいかも…好きだよ。亮くん。

☆終わり☆
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