ログ・ホライズン

□SUNNY DAY SONG
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「主君、主君っ」
「あ、アカツキ」
「μ′sのみんなが、またライブをするって!」
「え!?」

始まりは、一通の手紙だった。

『シロエさんへ』

☆SUNNY DAY SONG

「よし、できたっ」
「シロエさんはどうだって?」
「あ、来てくれるって言ってたよ」
「良かったわね」
「うん!」
穂乃果は、ツバサに見えないように、少しだけライブのチラシをずらした。
『シロエより』
そこには、一通の手紙があった。



シロエさんへ。

こんにちは、高坂穂乃果です。
突然お手紙送ってごめんなさい。

もしかしたらもう聞いているかもしれないですが、
私達は、アキバでもう一度ライブをすることに決めました。
今回は、全国のスクールアイドルに声をかけて、スクールアイドル関係なく、皆で歌うイベントを企画しました。
そこで、もし良ければ、皆さんにもライブに参加して欲しいんです。

突然お願いしてしまってごめんなさい。
もし可能であれば、円卓会議の皆さんから、冒険者の皆さんにも知らせて頂きたいです。

宣伝チラシも同封しました。
よろしくお願いします。

μ′s 高坂穂乃果



高坂さん

お久しぶりです、シロエです。わざわざ丁寧なお手紙ありがとうございます。
チラシや公式サイト等、拝見しました。円卓会議でも前向きに検討させて頂き、周知を行うこととしました。そして、周知方法について会議しました。
サイト等での周知をさせていただきますが、やはりμ′sの皆さんがエルダーテイル内でライブを行ってくれることが、一番ではないかという結論になりました。ご検討いただけますでしょうか。

また、それとは別件で、<D.D.D.>からお願いがあるそうです。
同封の手紙をご覧頂けますと幸いです。

シロエ



高坂さん

μ′sの皆さんにお願いがあります。
<記録の地平線>での結婚式で、歌を歌ってくれませんか。皆さんの「love wing bell」という曲を是非結婚式で使わせて欲しいのですが、それであれば直接お願いした方が良いかと思いまして。

記録の地平線では、シロエくんとアカツキさんが結婚式を挙げることになりました。私はその幹事を務めております。同時に、猫の老師、つまりにゃん太班長と、<三日月同盟>のセララさんの結婚式も行う予定です。現実世界では会いづらい人も、エルダーテイル内なら会いやすいですから。
ご参加頂けるのであれば、当日は9人全員分の席をご用意します。

いかがでしょうか。これは、あくまでも個人的なお願いです。前向きにご検討いただけますと嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

クラスティ



「ほええ、結婚式だって」
「シロエさんとアカツキさんが結婚するのね」
「うん」
「素敵だね」
「そうですね」
「そんなこと言ってる場合じゃないにゃ!」
「そうよ、どうするのよ」
「どうするって?」
「私たち、卒業しちゃうんだから」
「あ」
「そんなこと言ったって、えりち、出るつもりなんやろ?」
「もちろん」
「にこも出る!」
「6人で出るの? 9人で出るの?」
「そんなの9人に決まってるよ!」
「じゃあ曲は? 決めることがたくさんあるわよ!」
「よーし! みんなで結婚式、盛り上げるよ!」
『おー!!!!!!!!』


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