crazy for YOU

□寄り道ラーメン
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和希「皆でラーメン食いに行こーぜっ」


千架の『悪魔の如く宣告』を無事聞き届け、廊下を歩いている時に突如和希が提案した


唯「…は?」


和希「なっ! 友達記念っつ事で!」


真琴「だからお前友達ライン低すぎだっつの」


はるひ「ラーメン?」


祐輔「あ、はるひちゃん…ラーメン知ってる?」


はるひ「うん、知ってるよ! …でも食べたことないかな…」


千架「…は? ラーメン食ったこと無いって…」


唯「あ、はるひの家は食にうるさいんだっ! …よねー真琴さん?」


真琴「…は? あ、あぁ…まぁな」


真琴と唯は、はるひが『お嬢様』であると千架に悟られないように目一杯ごまかした


祐輔「…で、行くの?」


祐輔も上手く話を反らし、見事な連携プレーが成り立ったのだった


和希「だから行くんだって! 強制参加ッッ!!」


千架「…ま、祐輔の奢りなら」


祐輔「…えー」


真琴「天下の生徒会長様が、んな事言って良いのかよ?」


千架「学校出れば関係ないし」


唯「つーかはるひ…執事さんは?」


はるひの耳元で小さく囁いた


はるひ「…あっ、忘れてた! す、優ちゃんと交渉してくるよっ!」


そう言うと、はるひは皆の輪を抜けてダッシュで優が待っている校門へ向かった。


千架「…『優ちゃん』?」


はるひが走り去った後、不思議そうに首を傾げる千架


それとは対照的に祐輔は


祐輔「へー…まだ続いてるんだあのロリコン」


ひとりボソッと呟いていた






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