おはなし

□きみとぼくと
1ページ/1ページ

     


静かな森の中、そこに俺たちは来ていた。


ただ、なんか気まずい。









きみとぼくと









俺たちはカオスとの戦いの最中、当番で食料等を探すことになっていた。


1人だと危険なので必ずペアという決まりで。



よりによってそのペアの相手がジタンだなんて…


ついてないなぁ、俺…




「何が?」



「うわぁっ!!」



隣に居たジタンに声をかけられた。

どうやら声にでていたらしい。



「いやっ、その…」


「どうせ、俺と一緒じゃやりづらいなーとか、ティーダたちとかの方が良かったとか思ってるんだろ?」


図星。



「図星だろ?アンタはすぐ顔に出るし。」


もしかしたら盗賊って思考とか読めるとか言うのは違ったらしい。


顔に出るのか、気をつけなくては。



「おっ、食い物はっけーん」


そうこうしている内にジタンが木になっている果物らしきものを見つけた。


「食べれるのか?」


「食えるよ。生でもいいけど火であぶると美味いの、これが」


食べた事はあるらしい。


「本当に大丈夫か?」

「お前さ、」



ジタンが呆れ顔で言う。



「心配なのもわかるけど、仲間の言う事くらい信用したら?」



少し付け加えて又一言。



「心配しすぎて仲間となんかなったこととかあるだろ?」


「なんでわかるんだよ…」


こいつはもしかするとエスパーかもしれない。



「俺は周りの人の事に人一倍敏感なだけー」


よくわかるわけだ。



「肩の力抜けよ、熱血男」


目の前の金髪がそういって走り出した。



仲間達の拠点が見えてきた。









仲間を信用してないわけじゃない。





だけど―――



仲間を失いすぎた所為か、



もう失いたくなくて、



危険な目に合わせたくなくて、



そういう行動をとったのかもしれない。





でも、ジタンの言葉で目が覚めたよ。


俺が思ってるほどみんなは弱くない。


皆は強いじゃないか。



だからもう平気。


肩の力を少しだけ抜こう。



視点を変えれば違う見方があるんだ。




気づかせてくれて、






「ありがとう」





























* * *

何が言いたいかというと、自分の意見を押し付けすぎるな、仲間を見直して見ろ的な事が言いたかった訳です。
フリオってFF2で仲間をたくさん失ってるから、もう失うのが怖くて、危険な目にあわせたくなかったわけです。

それをジタンが仲間は強いだろ敵ないい事を言ったわけです。

ついでに自分の印象良くなって一石二鳥的な…違うか!


長くなってすみません。



   ぴろ

     

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ