BLEACH Long

□The shadow begins to move.
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【影が、動き出す。】


「…何なの、アレ。昼間からいちゃついてさぁ。」


「…まぁまぁ、そう言わずに。どうせ幸せなのは今のうちだけさ」


先程の松本と誠の様子を見ていた怪しい影が2つ。


「何のんきなこと言ってんの?芹沢は私のものよ!!早く取り返さないと……!」


「せっかちなんは身を滅ぼすよ?でもどうしてもって言うならいい方法がある」


一つは女。

もう一つは男。




「何よ?」


「タダで教えて貰おうなんて思ってないよね?」

「チィッ。いくら?」

「毎度。今回は――」

「わかったわ。次回までに準備しておくわ。それで?方法は?」

「身体を使います」

「身体!?厭らしいことは出来ないわよ?」
女の金切り声とは対象に、男の落ち着いた低い声が続く。

「ふん、あれだけ色々しておいて、今更……」

「うるさいわね。それはお互い様でしょう?早く教えなさいよ。



──良いわね、それ。」


女の口角がにっ、と上がった。




「可愛い可愛い誠ちゃんはどんな風に歪んだ顔をしてくれるのかしら……?ふふっ楽しみだわ。」












影が、動き出す。












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