夢小説
□それでもいいの
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手を繋いで、ゆっくり歩く。
前を見るよりも
隣のアナタを見る事が多くて、時々転びそうになる。
それでも、私はアナタしか見えなくて
そんな私にすこし呆れるアナタがいる。
「もう少し、前見てあるけば…?」
綺麗な髪の毛に綺麗な瞳。長身のアナタ。私は昔からアナタといっしょだから…
こうやって歩いてみたり、自転車で二人乗りしてみたり…
「はーい、」
それが私の大切な時間。
「わかってんの…?」
「ふふ…もちろん!」
「……はぁ…」
いつもは可愛らしい男の子だったり、野球をしてる時はかっこいい男の子だったり
甘えん坊で弱虫かな、なんて思ってたのに…
気づいたら、男の子じゃなくて、
男
になってた…
それに気づいたときには私はもうアナタしか見えなくて…
いつまでもこんな風にしていければいいな、って
そう思うようになったの
「ねぇ、利央」
「…?」
「好き、」
いつまでも、こんな風にしていければいいのにね。
私がそう言うと
アナタは呆れた顔で私をみた後、
いつもの帰り道の前を見ながら「……永遠はないかもよ……?」と、切なそうに言った。
私も一瞬、嫌な気持ちにはなったけど
いまの私にはそんなの恐くなくて、
笑いながらアナタに言ったの
それでもいいの
グッバイブルーバード様へ提出
参加許可ありがとうございました!!
…いかがでしたでしょうか…?
ここまで読んでくださりありがとうございます!!
泪の休日。
101104