夢小説

□まぶしいからだいきらい
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彼といると、目立つ。


きらきら、きらきら、


そんな効果音が似合いそうな、そんな感じ。


可愛らしい、という表現も似合うし
かっこいい、という表現も似合う。



別に彼氏なわけでは無いけれど、
ただ、ただ、
なんとなく彼とはいっしょにいる。


長身で、天パ。
それだけでも目立つというのに、
おまけにクォーターで、髪はキイロで目はミドリ、だなんて…

顔立ちが悪い訳でもないから、そりゃ格好良い。
笑うときにはとても可愛いし…
人当たりも悪くない。


そんな彼だから、モテる。




私はなんとなく、小さな頃からいっしょにいたけど
いっしょにいるから気づいた。
好き、って


高校になって、大好きな野球をして
頑張る彼はきらきらしていて…





そんな彼といっしょに帰っていた、ある日の事。

急に手をつないで来た彼に私はすこしびっくりして、
一言だけ「誤解されるよ」と言った。

私の言葉に彼は「…いいよ」とだけ言って歩き始めた。

そんな彼はすこしだけ頬を赤らめて、私から視線を逸らす。
暑い日差しが私たちを照らし、大きな影を道に作った。

彼はキレイなきらきらをまといながら
相変わらず、手だけはしっかり握って、ゆっくり歩きながら私を見ずに
呟いた
「…好き」




私の返事は、決まってるけど、
でもアナタはまぶしいからだいきらい











グッバイブルーバード様へ提出
参加許可ありがとうございました!!
作品たくさん書かせていただきましたが…いかがでしたでしょうか…?
ここまで読んでくださりありがとうございます!!
泪の休日。
101104

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