story

□彼岸
1ページ/2ページ




「さて、ヴィルヘルム
温泉に行きましょう」


極卒のこの一言から悲劇が幕を開けた




──…


どこで入手したのか分からない温泉旅行券を手に、温泉に行くことになった極卒とヴィルヘルム

正直、極卒と二人きりに恐怖を覚えたヴィルヘルムは(嫌がる)ジャックも連れて行くことにした



「あっ!露天風呂だ」


露天風呂を見つけたジャックは、すぐさまダイブしクロールや平泳ぎを見せる


「…たまには悪くないな」

「そうでしょう?」


日本酒を片手に、極卒とヴィルヘルムは月見酒に興じる

ジャックは水泳を、ヴィルヘルムは酒を楽しんでいる最中、極卒が一言


ハゲ

「「」」


ジャックとヴィルヘルムは突然のことで目が点状態

どうやら、極卒は彼岸に逝ったようだ


「ヴィルヘルムよ、お前はハゲなのだ
そしてジャック、お前は泳げない魚なのだよ」


そんなことを好き放題言っている






.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ