story
□不謹慎な愛情 〜Side-Y〜
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「ユーリ、止めないで下さい
俺はスマの傍に居たいから」
そう私に語るアッシュの眼に迷いなど映るハズがなくて
「スマイル…愛してますよ」
注射器をアッシュは自分の首に刺した…
彼の親指が引き金に掛かる…
「やめろ! アッシュ!
やめてくれ!」
アッシュは躊躇う事なく自分を殺した
最期は、私に笑顔を見せて…
「どうして… こんなことを」
私は歪んだ瞳で、いずれ消えていく二人を見る
よく見ると、アッシュもスマイルも死んだというのに微笑みを浮かべていて…
スマイルの手にアッシュの手が重なっていて、私はその意味を知る
「そうか、これでよかったんだ…これが、よかったんだ…」
笑いながら私は倒れた
《ここから先の記憶はイラナイ》
end.
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