Story
□比較
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下ネタ
戦人と嘉音が付き合ってる事前提
みんな腐ってます^P^
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「…入んのかな…?」
「え?」
昼過ぎ。客間で食休みをとっていた時の事。
譲治は朱志香のつぶやきに耳を傾ける。
「何が入るんだい?」
「狽ヲ!?イヤ、何でもないよ譲治兄さん!!!」
朱志香は顔の前で手をぶんぶんと振る。
「言ってみなよ。隠し事はよくないよ?」
譲治は朱志香に優しくささやく。
しばらく朱志香は躊躇ってから、伏し目がちに言う。
「…その…さ…」
「なんだい?」
「…戦人のアレが……嘉音くんに入るのかな…って…」
譲治はにこやかに微笑んだまま動かない。
「…え…なななな何だって…?」
「だからさ…戦人のアレが、嘉音くんに入るのかなって…。」
譲治は顔を赤くしながら眼鏡をかけ直す。
そして対応に困る。
「私は入ると思うわよぉ」
「!?」
目線を窓の外から外さないまま、絵羽が会話に入ってくる。
「狽ネななな何で母さん!?」
「あれだけ大声で話してれば聞こえるわよぅ。」
絵羽は手に持っていた扇子を開く。
「俺も入ると思うぜ。」
「迫ッ弗夫伯父さん!?」
「わ…私は入らないと思います…///」
「曝O座伯母さん!?」
どうやら、部屋にいる全員に聞こえていたようだ。
「だって…ライオンが子兎にのし掛かるようなものよぉ?」
「車で言えばミニカーと軽トラってトコか。」
「魚で言うと鮫と鰯かしら…?」
親はみんなにこやかに解説する。
「…汚らわしい…ッ!」
唯一、夏妃だけが会話に入らずにいる常人だった。
「まぁ、落ち着きなさい夏妃。」
「あなた、鼻血たれてますよ。」
優雅にティーカップで紅茶を啜る蔵臼の顔は鼻血まみれ。