炎の使い手冒険記

□二章:生涯の友=フニクラ様
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恩知らずのレイナ姫は速攻でバックレました。


ニクス嬢は、記憶を封じられる前のヒョウと互角かそれ以上に優しすぎる人なので、そんなことは気にしません。



その後、意地悪な女中の命令で、夜中に水汲みに行かされます。


夜中って…女に飢えた野郎共や、肉食獣、狼とかが徘徊してると思います。


こんな極悪非道の仕打ちは、ベルセルクの世界ですら見たことがありません。




てめえらの血はなに色だーーーー!!!!!


南斗水鳥拳伝承者なら、助けてくれたかもしれません。


残念なことに、この時代にレイ殿はいないので何事も起きませんでした。


しかし幸いなことに何事もなく水を汲んで…でもコケてしまいました。萌え。


そこで彼女は…悪魔のドSエロ杖:フニクラ様と出逢います。


フニクラ様的にも、ここに現れたのが野郎だったらシカトしたと思われます。


やはり幸薄の美少女:ニクス嬢だったからこそ、封印から目覚め、力を貸してあげたくなったのでしょう。


触手で縛りつけて、何やら液体を飲ませます。


フニクラ様が出す液体は通常、透明なのですが、今回は白濁してます。

長いこと封印されてて溜まってらしたのでしょうか。


…すごく…エロいです。


ペチャパイだったニクス嬢も、白濁液により栄養を与えられ、無敵のセクスィボディに変身。


まぁ、グリフィスも生前ボロボロにされたけど、転生したらムキムキになったので、人が魔を宿すというのはそういうことなのでしょう。


フニクラ様のこの力があれば、炎の使い手でなくても、美容整形師でも食べていけそうです。


でもニクス嬢は金儲けよりも世界が滅びる未来変える為に戦うことを決意しました。


私利私欲の為に戦う鋼鉄姫より偉いぜ!


まぁそれはともかく。

最近とんでもない事実に気付いた。


ニクス嬢は、フニクラ様が封印されている場所に刻まれていた文字を普通に読んでいた。

信じ難いことである。

この時代の貧民は、まともな教育を受けられないので読み書きができないと相場が決まっている。

ましてや女の子なら男性と違い、まず教育を受ける機会は与えられてないだろう。


それなのに、である。

凄まじい教養といえよう。


きっと辛い生活の中でも時間と手段を見つけて勉強するような勤勉で真面目な娘なのだろう。


おそらくは立身出世して母親に楽をさせてあげたかったとかそういう想いだと思われる。

泣ける話やないかい!

ニクス嬢はフニクラ様を拾う前から、自分の力で貧しく辛い生活を変えようと努力していたのだ。


マジに素晴らしい。


歴史上の偉人達にもこういう人は多いですよね。
 

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