☆Novel
□obstinate
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誉 「失礼します。星月先生はいらっしゃいますか?」
星月「おー金久保か。今日はどうした?」
誉 「あ、今日は僕じゃなくて・・・」
梓 「ちょっと宮地先輩。ちゃんと診てもらった方がいいですよ?」
宮地「だから別にいいと言ってるだろ!」
星月「なんだ?今日は騒がしいな」
誉 「すみません。ほら2人とも静かにね」
梓 「だって部長〜。宮地先輩が診てもらいたくないって駄々こねるんですもん」
宮地「だ…!?おい、木ノ瀬。勝手な解釈するな」
梓 「え、違うんですか?僕はてっきり治療受けるのが嫌なんだと思ってましたけど」
星月「宮地にも可愛いところあるんだな〜」
宮地「違います!そこまで大した怪我ではないので、大げさにする必要はないって言ってるだけです」
誉 「でもね、宮地くん。大したことないと思って放っておくと、後から大変なことになることもあるんだよ?」
梓 「そうですよ。それでなくても宮地先はクリームのせいで栄養偏ってるんですから」
宮地「木ノ瀬!クリームを悪く言うな!!」
梓 「はいはい」
宮地「なんだそのやる気のない返事は」
誉 「まぁまぁ宮地くん落ち着いて、ね?治療が終わったら僕が甘味処に連れて行ってあげるから」
宮地「む・・・」
梓 「(あ、反応した)」
宮地「何か言ったか?」
梓 「べーつに?何も言ってませんよ」
誉 「ということで、星月先生。宮地くんを頼みます。僕たちは弓道場の片づけをしてきますので」
星月「ん、任せろ」
梓 「では宮地先輩、またあとで」
宮地「・・・上手くのせられたのか俺は」
星月「まぁ、そういうことになるな」