☆Novel

□ネコみみで行こう☆
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星月先生の保健室でGO!←

※琥太郎先生のキャラ崩壊が酷いのでお気を付け下さい。(汗


日光浴させていた布団を回収して保健室に戻ってくると、
2つ並べてあるベットの片方がカーテンで閉められている。

すーすー

寝息まで聞えてるということは誰かが俺に黙って使っているということだ。
まぁ鍵もかけずに外出した俺も悪いんだがな。


「まったく,俺のお昼寝タイムを邪魔するのは誰だ?」


ジャッ!!


「!?」


すーぴー


「・・・金久保,か・・・」


珍しい来客にお昼寝を邪魔されたことも忘れて歩み寄る。
こんな無防備な顔で寝て。
誰かに襲われるかもって考えたこともないのか?


ギシ・・・


「ほーんと,キレイな顔してるな」


ベットに腰を下ろし,その寝顔をのぞき込む。
この男子ばっかりの学園で一際目立つその風貌は
誰もが目を奪われるもので,もちろん俺もそうだった。
普段保健室に来るときは大抵部活のやつの付き添いだし,
今日は金久保を独り占めできるんじゃないか?
そんなこと考えていると妙な気分になってくる。
・・・・・い〜こと思いついちゃったぞ☆


「ふんふんふ〜ん♪ねっこみみ〜♪」


こんなこともあろうかと保健室には秘密(コスプレ専用)のロッカーがある。
まさか最初の試着者が金久保になるとは思わなかったが。
サラサラとした髪に絡ませて起こさないようにそっと取り付ける。


「ここと・・・ここに・・・はい,完成☆」


髪の毛と同じ色をしたふわふわしたねこみみは,
実は最初から付いていたのではないかと言うほどよく似合っている。
これは誰にも見せられないな。
机の引き出しに向かいある物を取り出す。

パシャッ

音を不快に思ったのか金久保は眉をひそめた。
写真も撮ったことだしそろそろ起こすか。


ギシ・・・


寝ている金久保に覆い被さるようにして耳元でそっと囁く。


「ほ・ま・れ・く・ん」


耳にかかった息に反応して金久保はうっすら目を開けた。
そして俺の顔が近くにあるのを見て大きな目をぱちくりさせた。


「?」

「おはよう」

「!!?」


ガバッ!ドンッ!!


 
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