キョン

□無防備な君を
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「なあ、俺と付き合ってみたりは…しないか?」

「キョンくんってハルヒちゃんが好きなんじゃないの?」

「何故そうなる!」




オレンジ色に染まった教室で、がくんと肩を落とす。

んっ、と可愛らしい声の方を見れば、座っていた机からひょいと飛び下りる***。



…今日はピンクか。


スカートから覗いた下着をばれないよう盗み見ると、俺は小さくガッツポーズをきめた。




「…キョンくん?」

「と、とにかくだな!
俺はお前が好きなんだ」

「あ、朝比奈先輩とか」

「人の話を聞けえッ!!」



力任せに机を叩けば、驚いて硬直する***。

***と同様に立ち上がり一歩ずつ歩み寄ると、抵抗のない彼女の頬に手を添えた。



「ずっとお前が好きだった
この唇にこうやってキスをしたかったし、このすべっすべの肌にも触れたくて仕方なかった」

「ん…っ、あ」


深く唇を押し付けて舌を絡め取りながら、纖かな肌触りの太腿の感触を左手で何度も味わう。

***から漏れる甘美な喘ぎ声を耳で心行くまで堪能しながら、右手で胸を包み込む。


「俺が今までどれだけこんなことを想像してきたと思う?
毎日ずっと、お前とこうしたいって思ってたんだ」

「キョンく…、やっ」

「毎日毎日、頭の中でお前を目茶苦茶に犯してた」



口元が緩んで仕方ないが、この際どうでもよくなった。

紅潮した頬に、うっすら涙を浮かべた瞳と快感を堪えて噛み締められた唇を見ると、理性とかまでどうだってよくなる。



俺の欲望と妄想を、***にぶちまけて押し付けた。




 
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