shelved stories

□2013-2014
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■MBCC2年生会議

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「お待たせー」
「じゃあ始めよーぜー」

 第2学食のカフェテリアで今から始まるのは、MBCC外部役職持ち3人の代替わり会議。まあつまり、次の対策委員と定例会に1年生の誰を指名するのかという話。
 今の対策委員はアタシとゴティ。そして定例会にはLが選出されている。定例会はサークルと代替わりが同時だし、対策の代替わりは3月だけど、サークルの代替わりの時期から会議には来てもらうみたい。だから今から会議なのです。

「つってもなー、昼放送と選出基準って大差なさそうだな」
「って言うのは?」
「出席率の低い奴を対策だの定例会だのに置けるか? 的なこと」
「絞られるねー」

 サークル室であまり見ない顔をまずは候補から外し、あとは消去法になりそうだねー、と2年生3人は溜め息をつく。ひょっとして高ピー先輩といっちー先輩の会議もこんな感じだったのかと。
 対策委員に求められるのは瞬発力。定例会に求められるのは全体を見る目。一言で言えばそんな風に見える。もちろん他にいろいろあるだろうけど、その辺は感覚だしよくわかんない。

「五島、どうする?」
「対策に2人出すにしても、アナアナってワケにはいかんでしょ」
「うん、アナミキで出したいね。じゃあタカちゃんは対策委員で確定だね」
「高木の性格的には定例会っぽいような気もするけど」

 Lがちょっと渋っているようにも見えなくないけどタカちゃんが対策委員に決まったところで、じゃあアナウンサーはどうするという話に入っていく。

「エージとおハナでしょー、どっちも短気だしどっちも活発だし、どっちでもイケそうな気するけどね」
「ンだね。どっちでもいーっちゃどっちでもいーかなーみたいな」
「対策は何かと車が要り用になるし、おハナを対策にする?」
「ああー、車1台あるのとないのとじゃ違うもんな」
「つか五島も果林も対策サイドの事情で盛り上がってるけどもっと全体の展望を見ろって」

 そしてふりだしにもどる。はてさてどうしたものか。Lはぶつくさウルサいし。

「いいか、向島は1年が1人しかいないから対策と定例会を兼ねることになるだろうっていう話なのな」
「Lそれどこ情報よ」
「圭斗先輩情報だ」
「じゃマジモンだな」
「でもって、向島は2年が定例会に出てないからその子は定例会寄りになるらしいんだ。MBCCはただでさえ緑ヶ丘だからっていうだけの理由で要職になる率が高いんだ。向島の子に負担をかけられないなら尚更だ。そう考えた場合に、エージとハナのどっちが2年の時点で議長だの委員長だのになっても大丈夫かも見ないと」
「タカちゃんがそうなる可能性もあるっちゃあるけどその辺は?」
「そうなったらどっちがより高木のサポートを出来るかみたいなことだろ」
「相方が高木なら考えなくてもエージだったね。聞く話によればハナはその向島の子と1年生会みたいなのを企画したりして仲良くしてるみたいだし、定例会に回ってもらおう」


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なんかぐだぐだになってきたのでお蔵入り。今年同じようなことをやるかもしれない。


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