お遊び

□352訓裏話さらにその後
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監察山崎退による、副長の携帯管理。



PIPIPIPI……

「はい、土方の携帯でございます」

「土方君かい?風邪でも引いたかい?かわいそうに……ああ、ちょうどいい、今日なんだが…」

「申し訳ございません、山崎と申します」

「えー…と、君は」

「真選組監察山崎退でございます」

「………これは土方君の携帯じゃなかったかな」

「はい、土方副長の携帯電話のひとつでございます」

「のひとつ、って他にもあるのかい」

「はい」

「………」

「副長はご多忙な方ですので、監察が外部交渉の一部を代行しております」

「……別に仕事上の話じゃないんだが、何か誤解しているのかな彼は。
まぁいい。私用だと繋いでくれ」

「副長のプライベートは重要機密事項ですので、お教えできかねます」

「………私を誰だと思っているのかい。私がその気になれば…」

「なお、失礼ですがこの会話は総て録音させていただいております」

「…………」

「副長には恫喝、脅迫、その他常に脅威となりうる電話がかかってまいります。
通話の総てを録音することは『松平長官』直々のご命令でもありますので、ご容赦を」

「……わかった、今度直接行くよ」

「わかりました。その折は日時とお車のナンバーをお伝えください」

「ああ……」



※基本は『…ただいま電話に出られません。ピーっとなりましたらメッセージをどうぞ』
が流れます。常に折り返し、かけるのはこちらから。イニシアチブは取る山崎。






偉いおじさま達の会話(笑)

「なぁ松平、土方君にちっとも電話繋げてもらえないんだけど。
何あの忠犬。
どこまでもはぐらかしてくるんだけど。
骨投げれば取りにどっか行くかな?」

「俺が知るかよぅ。小姑どもに許可取れって。
あの犬はもうそういう生き物だから諦めろ。色っぺーご主人様に黙って他所の餌なんか食わねぇって。
大体ヤマしいこと考えちゃだーめだって。トシはもうすんげェ箱入り、箱どころか蔵か城に入ってんだからよぅ。
手なんか出そうもんなら串刺し、オジサンだって闇討ちだ」

「だから良いんだろ!あの顔と身体で超清純ってのが。なぁ松平、同郷のよしみで何とかしてくれよ」

「おじさんもあのじゃじゃ馬には手ェ焼いてんの。はねっかえりでちっとも言うこときかねェし」

「お前自分ばっかあの子連れまわしてるだろ!みんな文句言ってたぞ」

「アホか、あのじゃじゃ馬姫はよぅ、仕事だって宥めすかしてやっと連れてるんだっての。
アイツ来ると女の子が喜ぶのにキャバクラだってちーっとも来ねェしよぅ。ゴリラじゃ女の子キレちまうっての」

「ずーるーい。キャバなんか連れてってるの?あの子を?あー卑猥。
いやだねーオッサンは。俺ならもっといいとこ連れてってあげるのにー」

「入り口で警護させただけだっての!!おめーもオッサンだろーが」

「俺はオッサンじゃないもん。ナイスミドルだもん」

「テメェで言うなっつーの」

「あー土方君と遊びたいーあの顔見ながらお酒飲みたいー飲ませたいー」

「うるせぇわ!!」




実に平和だ(笑)

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