□鼓動
1ページ/1ページ

歩く、歩く
何所までも歩く、限りなき大地の向こうへ
穏やかな景色が浮かぶ、懐かしき思い出のように
歩く、歩く、この命尽きるまで

逃げる、逃げる
止まることなく逃げる、自ら造った恐怖に背を向けて
幼いころに垣間見た、真夜中の恐ろしき悪夢のように
逃げる、逃げる、自らの罪、その幻影消えるまで

駆ける、駆ける
希望に満ちしその足で駆ける、輝きを放つ未来に向かって
名誉も、富も、命すらも、全てをなげうち前へ進む
未来へ、光へ、自らの望んだ、あの場所へ
いつ辿り着くとも知れぬその道を、ただひたすらに駆ける

だが、後悔はしない
それが自らの選んだ道だから
終わりは誰にもよめない

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ