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□瑠璃色波紋
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心臓がバクバクする
頭が回らない
ずっと考えるのはあんたのことばっか。
「…なんでよぉ」
「で、何がそんなに嫌なの?」
サクラは呆れたように尋ねた
「う…だって…あっちはなんとも思ってないじゃない!なんで私ばっかり意識しなきゃいけないのよー」
あーもう
心臓が痛い。
「それに…意識しちゃって話せないのよ…今までどう話してたか思い出せないのぉ!」
思わず目がいく
でも目があいそうになってそらす
話したいあいたい
でも話せない
「好きになんてなりたくなかったのにぃ…」
今まで気づかないふりをしてきた。
「…でも好きなんでしょ?」
「…うん」
認めたらもう最後
恋はするものじゃなく堕ちるものよ