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□朝一番に
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俺の朝はいのの大声に起こされることから始まる。

「シカマルゥウウウ!!起きなさいっ」

ちゃんと聞こえてはいる…いるんだが、睡魔には勝てないもので

「あぁ…」

とりあえずな返事をしてまた眠りにつこうとする
「…っ!!もぉいい加減にしろぉお!!」

本日五回目になるやりとりをしたとき、いのがキレた。


「……ちょ」

気付いたのは遅かった
起き上がろうとしたときにはいのはもう飛んでた。んで、俺の上におちてきた。


「ぐぇ…ゲホッ」

おい、内臓出て来たら恨んでやる

「つっ…いてぇえよ!!殺すきか」


「あら、やっと起きた?早くしなさいよ私までおくれるじゃない」

殺人未遂をやらかしたいのはそんな意識もせず、にこやかに笑った。

「…めんどくせぇ」

色々と言いたいことはあるものの、言われるがままに準備をする

その間もおしゃべりないのは喋りつづけていた

「もぉ、何回起こしたと思ってるのよぉーあんたを起こすのは、本当に大変なのよぉ!ねぇ、きいてるぅ?」

「…はいはい。きいてます」

「もぉー!!はいは一回でしょー!!」

「…はい」


よく喋る…。
本当にいのはよく喋る

「全く、たまにはおこしにくる前に起きて準備まで終わっているシカマルをみてみたいもんだわー!!」


「イヤだ」

嫌だ無理だじゃなく…いや無理かもしれないケドとにかく嫌だ

「嫌ってなによぉ!!もうおこしに来てあげないわよぉ!」

「それは困る」


そんなの嫌だ
無理じゃないケド嫌だ


1日の始まりに
朝、目覚めてみるのは


君でありたいから




…なぁーんて口にはださねぇケド。

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