09/09の日記

05:03
帰還
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僕が日本に帰ってきてから半年が経ちました。
そして、未曾有の大震災からもそろそろ半年になります。

今回僕は、身内の安否確認にひたすらがむしゃらになっていました。家族とか親族とかの絆を考えれば、それはそれで当然の判断、行いだったと思えます。
しかし、それで良かったんでしょうか?


僕は、避難所で娯楽もなく窮屈な生活をしている人をこの半年で多く見てきました。それはどこの避難所でも同じだったと思います。
一部の被災者の方がここを見ることによって、それがもし娯楽になっていたとしたら、それはその人たちの(微力ながらも)支えになっていたでしょう。

でも、僕は更新を再開しなかった。
身内の安否や状況の混乱に飲まれて、すぐに手一杯になってしまったのです。
つまり、僕は身の回りのことだけに集中できず、夢幻抱擁の再開を期待する人達を放置していたことになります。

こう言ったら傲慢かもしれませんが、少なからず僕を待ってくれている人がいた。WEB拍手で励ましてくれる人もいた。再開を信じて、ずっと待ってくれている人も居た。

身内の消息が分かってきたり、状況が安定(とはいっても最近のことですが)してくるにつれ、
「僕はこんなことをしていて良いんだろうか。無事だけ伝えて満足してる親族なんか放っておいて、夢幻抱擁の更新再開を待ってくれている人たちに向き合うべきなのではないか」と、葛藤が生まれ始めたんです。

もちろん、閲覧者の方がどこの地域の方なのか、僕には分かりません。だから、閲覧者の方の中に被災者の方が一人も居ない可能性だってある。
けれど、もし僕が支えになれる人、僕が力になれる人が居たら?

そう考えると、どうしても更新再開を早々にできなかったのか、悔やまれるんです。
考えすぎかもしれませんが、震災後の混乱の中で、僕が悩まされ続けてきた事柄の一つです。
この答えは、容易に出せるものではないと思います。ひょっとしたら、このサイトが無くなるまで、いや無くなっても分からないかもしれません。


僕にできることは何か
僕にできなかったことは何か
僕にできたはずであることは何か


今後、ずっと考えていかなければいけないものだと、肝に銘じておかなければいけませんね。

長文お目汚し失礼しました、熱でした。



☆コメント☆
[jey1] 09-10 13:51 削除
あんな地震が起きたのですから
放置状態になってしまっても仕方がないですよ!

自分たち観覧者はいつまでも待てます!

それよりもあなたの体調が心配ですよ…

[熱帯野郎] 09-10 14:08 削除
>jey1さん
お心遣いありがとうございます、僕は無事&元気ですよ!
今後は皆さんの期待に沿えるよう、コツコツやっていきたいと思います。

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