■物語□
□K 〜君を想い続けた中学校生活〜
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もう1つのグループとじゃんけんをした。
勝った。
男子の方を見ると君のグループの代表の人がじゃんけんをしてた。
君のグループは
―――・・・。
勝ってた。
夢じゃないかと思った。
自分の頬をつねってみた。
痛い。夢じゃない。
すごくうれしかったけど、
みんなに気づかれたくなくて。
一生懸命顔を作った。
それから班別自主研修の計画とかを練った。
いつも学活のときは班別に集まってたから毎回楽しみだった。
だけど、ある噂を耳にした。
君のことが好きな子がいる。
その子は私の班にいることが分かった。
すなわちその子も君と一緒の班。
不安になった。
君が取られちゃうんじゃないかと思った。
だからそれからは普段より少し君と一緒にいようと努力した。