ギャングキング夢小説

□【最悪の過去 最高の未来】
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今まで付き合った男はどれも最悪で
友達に紹介も出来やしない

どいつもこいつも

ナンパなんかに引っ掛かって そのまま付き合っちゃうから駄目なんだな


「あーマトモな恋愛してぇ」
「お前じゃ無理だろ」
「………」


こいッつは…


「うッさいなー!だいたいバンコだって彼女出来ないんでしょ!」
「出来ないんじゃなくて、作らねぇんだよ」
「そういやバンコ、お前昨日告られてたよな?」
「あぁ、アレはフッた」

「…………………」


名無しさんと言う名を親から頂いて早16年。

冒頭で言った通り、付き合った男は数知れないがどいつもこいつもカスばっか。
今一緒にいるのは幼馴染のバンコとその友人のジミー。

私の過去を全て知っているバンコは何ともモテるらしいが彼女は作らないという、私にとっちゃ嫌味にしか聞こえない生き方をしていらっしゃる。

ジミーはある女の子に惚れられているらしいけど、これまた何故か彼女にはしない。

うーん。

何でだ?

「はぁ、彼氏欲しい」
「あぁ?名無しさん、前言ってた奴は?」
「超浮気モンで…昨日女の子たちとヤッてる時に鉢合わせして別れました」
「…女の子、たち?」
「ご立派なことに7Pしてはりましたわ」
「…お前本当に運がねぇのな」
「はァ…」

バンコの自宅

私は床に這い蹲る形でさっきからため息ばかり

どーも私はバンコの言う通り

男運が全くない


「アタシ、もう恋なんてしない」
「え…」
「いや、名無しさんちゃんは無理だろ。惚れっぽいし」
「うッ…!」

そーなんですジミーの言う通りなんです。

私は異常に惚れやすい。
彼氏が居るときは一途だけども、居ない時にゃあどんな男だって好きになる…

そんな私に恋は必要不可欠

「だって恋したら辛いンだモーン!!」
「馬鹿か…」
「うぇ――――ン!!!」



私に相応しい殿方は

一体どこにいらっしゃるの…








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