□ツンデレもはや二重人格
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俺の彼女、梶原つばきは自他共に認めるツンデレ...っちゅうか女王様?
「なぁつばき、今日部活遅くなりそうやから待っててくれへん?」
「遅くなるんなら帰る。寒いの嫌。」
「ちょ、つばき〜ッッ!?!?」
そう言い残して、スタスタと歩いていくつばき。
「はあ..。」
そういえばこんなこともあったわなぁ..。
「忍足く〜ん!!調理実習でクッキー作ったからあげるねぇ〜!!」
「あたしも〜!!」
「おおきにな。」
はあ...つばきまだかいな。
こんな名前も知らん女に貰ったクッキー何かいらんのに。
つばきのが一番欲しいんにつばきはまだ来おへん。
ってあれ?
あそこに居んのは..。
「つばき!!!」
「ん?何。」
「何ってつばきのクラス、今日調理実習でクッキー作ったんやろ?俺にはクッキーあらへんの?」
「は?そんなの全部自分で食べた。」
「な!?嘘やろ!?」
「嘘何かついてない。用がないならクラス戻るから。」
スタスタ去っていくつばき。
────....
「何か思い出したら悲しゅうなってきたわ..。」