□愛しちゃうぞ、コノヤロー!
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「ひーよちゃぁぁぁぁん!!!!!」
また来た。
とりあえず...
ボカッ!!!!
「モギョッッッッ!!!」
抱きつこうとするつばき先輩にアッパーをお見舞いした。
もはや、これが日常になっている。
何というか...
たまに死にたくなる。
毎日毎日先輩からはセクハラやストーカーの荒らし。
抱き付く、盗撮は当たり前。
昨日は後ろから尻を揉まれ、一昨日は体育で使った後のジャージを盗まれた。
その前は確か部室のロッカーに先輩のヌード写真が入れられていた。
もちろんはさみで切り刻んだ後、丁寧にガソリンを大量にかけ焼却炉で燃やした。
あんたらはそこまでしなくてもいいと思うだろうが、
アレは新しい殺人兵器だ。
それだけおぞましい。
下手をすれば人を殺めてしまう。
それくらい恐ろしいのだ。
「はぁ..はぁ..ひよちゃんがSなら、つばきがMになってあ・げ・る!」
「全力で拒否します。ってゆうか、何はあはあ言ってるんですか?気持ち悪い。とりあえず、ピラニアと鮫が泳いでいるプールに血だらけで飛び込んで下さい。ってゆうか飛び込め。」
「大丈夫!!つばきリバだから、ひよちゃんの激しい攻めにも耐えてみせる!!!」
「いや、人の話聞けよ。ってゆうか、お願いですから死んで下さい。」
「うん、その鋭い視線も素敵!」
「だめだ、日本語が通じない。鬱だ死のう。」
「ひよちゃんが先に死んじゃったら、つばきがホルマリン漬けにして一生可愛がってあげるね!!」
...俺はその日の夜、初めて本気で自殺を考えた。
愛しちゃうぞ、コノヤロー!
(毒..窒息死..首吊り..ガス..頸動脈切断..事故....どれが一番楽だろう。)