□Chocolate Pocket
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「なぁつばき。」
「何?」
「寒いから手ぇ繋がへん?」
「嫌。」
「なして?」
「ポケットに手、入れた方が暖かいから。」
「ほんのちょっとでええねん。だめ?」
「だめ。」
さっきからこんなやり取りばっかしとる。
「なあつばき〜。」
「...。」
ついに本格的なシカトに入り始めたのは俺の彼女のつばき。
すたすたと俺の2歩前を優雅に歩いている。
そんなつばきは、容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群と、どこを取ってもパーフェクトな女や。
いや、これはのろけやなくて..本当のことやし、あ.でも他から見たらこれはのろけなんか?
って、話がずれたな。
まあええわ。
せやけどな、一つだけ問題があんねん。
それはなんちゅうか....
クールビューティー?