愛と殺意は紙一重
□ゆ
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ガチャッ
「え?」
「あ、起きてたんだね。おはよ。」
ゆうかいはんは
まさかのあのひと
「あ、おはようございます。」
ってあれ...?
「ちょ、ななな、ななんで全裸?!?!ッふ、ふふ、服!!!服着て、着て下さいよッッッ!!!!!」
「(ぎゃああああぁぁぁぁぁ!!!年頃の乙女に何見してくれとんじゃあああぁぁぁッッッ!!!!まだお父さんと弟どものしか見たことないんだぞおおおおぉぉぉぉッッッ!!!!)」
「あ、そうだったんだ。良かったね。家族以外の初ちんこがこの俺で。」
「まあ...変なおっさんよりは全然いいですけど...って。」
え?
あたし、さっき声に出してないよね?
「うん。出てないね。」
え?
あれ?
「どうしたんだい?まりあ。」
「あの、さっきからサラッとあたしの心読んでますよね...?」
しかも勝手に呼び捨てにしてるしさ。
「まあ俺...神の子だし?だから問題無い的な?」
「は、はあ...。」
何だろうこの残念なイケメンは...。
しかもどっかでこの人見たことあるよ、絶対。
どこでだっけなあ...。
こんなイケメン(残念だけど)見たら忘れないと思うんだけど。
あれ?
もしかして...
「幸村、精市...?」