愛と殺意は紙一重

□く
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「もっと気持ちよくなってみよっか。」


「遠慮します。」



まくて
  けちゃいそう



「(兎に角この体勢をどうにかしなきゃ..!!)」


すっかりと力の抜けてしまった身体に鞭を打って必死で身体を捩る。
どうにかしてこの状況を切り抜けなくては。
この体勢といい空気といいいろいろと危な過ぎる。
その証拠にさっきチラッと盗み見た幸村の顔は素晴らしい位素敵な笑顔だった。


「ほら、頑張って。俺から逃げるんだろ?」


「う、さい..ッ..ッふ..。」


馬鹿にした様な声が上から降ってくると同時に幸村の細い指があたしの太ももを滑った。
そのまま感触を確かめるかの如く行ったり来たりを繰り返す。


「ッぅ..は、ぁ...。」


自分の意志とは関係無く跳ねる身体が憎くてしょうがない。
あたしは唇をギュッと噛み必死で身体を捩った。


「フフ、可愛いまりあ。予想通りやっぱり敏感なんだね。」


「勝手に、人のこ..ッと、予想すん..ッ..のやめ、てくんな、ッい...?」


息も絶え絶えになりながら何とか言い返すが「強がりも可愛い」とか何とか言われて逆にこっちがダメージを負ってしまった。
くそう、死にたい。


「顔、随分赤いけど大丈夫かい?」


「余計な、お世話ッ!!!」


「へぇ、余裕だねまりあ。」


「うっ、さい!!」


「...だったら次のステップ行こうか。」


「え?、ひゃぁッ!!!」


そう言ってニヤリと笑った幸村の手があたしの大切な部分を撫で上げたのだ。


 
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