□雨の日隠れん坊
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「じゃあとりあえず暇だから...隠れん坊しよっか。」
『......は?』
突然の幸村の言葉にポカンと間抜け面を披露する立海R陣。
「ず、随分いきなりですね...。」
幸「だって暇なんだもん。じゃあ黒魔術の練習でもする?.....勿論実験台はお前らだけどな。」
「さぁ隠れん坊やりましょうッ!!!」
「そ、そうじゃな!!!」
「ふふ..物分かりが良くて助かるよ。
いつもの笑みさえも、今は悪魔の微笑みにしか見えません。
そして、部室には他のR達も居たことが判明。
「その前にルールはどうするんだ?」
「そうだね..じゃあ、範囲は学校の3階のみ。鬼は、100秒数えて探してね。」
「鬼はどうすんの?」
「んー..あ、いいこと思い付いた。ちょっとつばき以外集まってくれる?」
「何であたしはだめなの?」
「ふふ...内緒だよ。」
そう言うと小さく手招きをする幸村。
「え〜知りたi「あんまりうるさいとシバくよ?」」
「そうですよね〜。内緒ですよね〜。」
幸村は女にも容赦はしません。
あまりの恐怖に顔が引きつっているつばきを見て、若干ぎこちないながらも幸村の元へ集まるR陣。
いつもの貫禄は毛ほどもありません。
それほど幸村は、R陣にとっての恐怖なのです。