ノベル
□間違った奴隷の扱いかた
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僕の名前は坂上修一。
今日から五週間、僕は他人の奴隷として働かないといけない。
事の発端は、罰ゲームによってこれまた奴隷として倉田さんの為に働いたせいで、五人もの人間を怒らせてしまったからだ。
奴隷になる順番は
荒井さん、風間さん、新堂さん、細田さん、日野先輩。
どうやって決めたのかは知らない。知るつもりもない。
あの時怒っていた皆の様子を考えれば、誰と当たってもこき使われるのは目に見えている。
だから順番なんて、砂漠に落ちた一滴の水のように些細なものなんだ。
はぁ…どうか無茶なことをさせられませんように。