・BL短編・

□可愛すぎる生き物
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◆2769(69溺愛)



「むーくーろ」
「…暑苦しいです」
「なら、離せば良いじゃん」
「………意地悪…」

綱吉の部屋に遊びにやって来た骸に後ろから抱き締める綱吉。最初は、文句を言っていた骸も次第に綱吉に甘えるように寄り掛かる。

「ねぇ、明日にでもデートしない?骸」
「嫌です、どっか行くと誰かしら着いてきて…綱吉くん取られるし…」
「骸……」
「…二人っきりでいれれば、僕は十分です…」

綱吉の誘いに振り向くと恥ずかしげに呟く骸に思わず口元を手で覆い顔を逸らす。

「(Σちょっ、何!!?この可愛い生き物!!監禁したい、調教したいんですけど!!)」
「綱吉くん…?」

綱吉の様子に不思議そうに首を傾げる。それが更に綱吉を煽ることも知らずに

「骸…可愛すぎ…」
「へ?なっ、可愛くなんかっ…」
「ちょー大好きっ、て言うか、愛してるっ」
「つ、綱吉くん!!?」

いきなりの愛の囁きに真っ赤に染まりながら戸惑う骸を愛しげに見つめる綱吉。対面座位になり膝に座らせた綱吉は、ぎゅっと骸を抱き締めて

「明日にでもデート行こうか」
「何でっ…」
「可愛い骸が俺のものって自慢したい」
「ばっ、馬鹿じゃないですか、貴方
!!」

しかし、惚れた弱味か綱吉に逆らうことなど出来るわけもなく翌日二人はデートに出掛けるわけである。



(俺より骸の方がモテモテで心配)
(…??僕はどちらかと言えば嫌われてますよ)
(バーカ、本当に無自覚なんだから…)
[end]



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はい、可愛い骸様が書きたかったんです。みんな、骸様に夢中になればいい←





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