・BL短編・

□ハロウィン
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「骸しゃんには、魔女っ子らびょん!」

「何言ってるんですか―?師匠は、ネコチャンになるんです―。」

「(…どちらも着る気無いのですが)」

黒曜ヘルシーランドにて、犬とフランは口論をしていた。理由は、骸にハロウィン衣装を自分達の選んだのをどちら着させるかだった

「絶対に魔女っ子だびょん!」

「いいえー、ネコチャンですよー。」

二人とも譲らない中、意中である骸本人は関わりたくないとばかりにソファーに横になっていた

「骸様…、いい、の…?」

「面倒事は御免です」

「………どちらにしろ、どちらかは着せられるかと」

「………何とかなら無いんですか?」

千種の言葉に心底疲れると眉間に皺を寄せるなり問い掛けた。それを待ってたと完全に口論してる二人をシカトしてる三人、そして、千種にアイコンタクトされたクロームは奥から何か持ってきた


「これはっ……」

「これ、着て…ボスのとこ、行ってきて…?」

「っ……!!…………仕方有りませんね」

クロームのおねだりと出された名前を聞けば、頬を染めながら溜め息吐くと渡された衣装に着替えていく

「(骸様には、魔女でも猫でもなく、小悪魔‥が似合う)」

千種が心で呟いたように骸が着替えたのは、ノースリーブ・ショーパン・ブーツに触角・尻尾がついた小悪魔衣装

「骸様……、可愛い」

「クローム、そんな感想入りませんから」

「(ネタになる←)骸様、それでボンゴレに会いに行ってみたらどうです?」

「………行ってきます、」

そうして、骸は表情こそ無表情ながらも心なしか雰囲気ウキウキとばかりに楽しげに足を弾ませてボンゴレアジトへと向かった

「…あれ、骸しゃんどこに行ったんら?」

「師匠、どこに行ったんですか―?」

「骸様、恋人に会いに行った……」

「多分、食われてくる」

「「なっ…!!」」

その頃、ボンゴレアジトへと向かった骸はといえば

「ぼ、ボンゴレ…!!」

「骸?……随分、可愛い格好してるね」

「(可愛い…!!)べ、別に貴方の為に着た訳じゃ…!!」

褒め言葉と受け取った骸は、頬を染めながらも言葉を繕い顔を
逸らした


「……でも、そんな姿他の奴にも見せたなら…」

「へ?」

「お仕置きしなきゃね…?」

「なっ、」

にっこりと微笑み浮かべると、綱吉は骸を軽々とお姫様抱っこするなり自室へと連れていった


「ひゃあ、ああっ!あぁん、ちゅ、にゃよ、しくっ…、」


「きもちいい?ふふ、どれぐらい骸の中にチョコレート入るかな」

綱吉によりお仕置きと言う名の調教を受けていた…



おわれ



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