・BL短編・

□お花見
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「お花見行きましょう、雲雀くん!」

「………今、状況見た上でそれもう一度言えるかい?」

「…………」

骸は、恋人である雲雀のもとに来ていた。そして、行きに見付けた桜の木に初めて見る本物に感動をしたか遊びに来た次いでに誘ったのだが

「だって、」

「だって、でも、もないよ。僕は、仕事を溜めてるんだ。無理に決まってるでしょ?」

「……昨日も、」

「え?」

「昨日も、一昨日もその前も、そう言いました。だから、我慢しました。…だけど、も…我慢できませんっ…!!」

今にも泣きそうな骸からの訴えに、流石の雲雀も敵わず溜め息吐くと小さく微笑み

「じゃ、後五分だけ待って。草壁に引き継がせるから…」

「雲雀くんっ……」

「そんなねだられちゃ、断れないよ」

立ち上がった雲雀に、髪を優しく撫でられた骸は、嬉しさから満面に微笑んだ

「…待っててよね」

「はいっ!!」



と言うわけで、公園に花見に来た二人。ベンチに座り、鮮やかに咲き誇る桜を見上げた

「綺麗ですね…、桜」

「そうだね、君と見るからかもね」

「雲雀くんっ…//」

然り気無く口説き文句のようにさらりと言われた骸は、恥ずかしくなり頬を真っ赤に染めた

「…?どうしたの、顔‥赤いみたいだけど…」

わざとらしく分からないとばかりに尋ねられ、頬を撫でながら言われピクッと小さく跳ねてしまった骸

「クスッ、感じた?」

「なっ…!!//ちがっ」

「だって、顔熱いし…。骸のソコ…反応してるみたいだけど?」

そう言いながら、腰を抱き寄せて首筋に顔を埋められ、股間に手がいつの間にかいっていた

「ぁっ、んっ‥//」

「素直に答えたら、ちゃんと触ってあげる」

雲雀の指は、ズボンの上から自身をなぞり耳元でそっと囁いた

「ひぁっ…、ふ‥」

「どうなの、骸」

グッと指で自身を押すとビクンッと体を大きく跳ねらせ、骸はぎゅっと雲雀に抱き着き

「きも、ちぃっ…、もっと‥ひば、りくっ…」

「‥たまには、青姦も良いよね」

「やっ…!!//ちょ…」

そうして、骸は雲雀にお姫様抱っこされながら、二人は木々の奥へと姿を消した

その後、木々の奥から甘い声が聞こえたと言う噂が流れたのは

言うまでもない


[end]



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