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□大人で子供な彼
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◆リボ(大人ver)骸


もう、知りません!


「リボーンのお馬鹿さん!」
「っち、」
「っ……」

溢れる涙、締め付けられ、抉られたように痛む胸の奥。冷めていく身体の体温。僕は、その日、初めて好きな人を嫌いになった


「……つな、よしく…」
「へ?ちょ、え、骸??どうしたのさっ」
「もう、あんな浮気男嫌です!」
「へ?」

泣きながら抱き着いたのは、数少ない友人の綱吉君。何かと僕の話を聞いてくださる優しい友人

「どうしたの、骸?」
「……、リボーンが浮気、しました。女の方と‥ちゅー、してました、」
「リボーン、が?(骸と付き合う前に全部切ってきたって言ってたけど…)」

「やっぱり、僕のことなんて、」

思い出すのは、先程の光景。

僕は、いつものようにリボーンと会瀬するべく会いに行く。すると、目の前には美人の女の方とキスする恋人。僕に気づいた女の方は、クスッと笑っていて

リボーンは、溜め息を吐いた。

それを見たら、気付いたら叫んで、足が走っていて、綱吉君のもとに来ていた


「……綱吉君、僕は、やっぱり、子供なんでしょうか、」
「……そうだね、子供だろうね。でも、子供だからこそ、骸は我が儘言え
るんだよ?本音を言えるんだよ?特権なんだから、気にしちゃダメだ」

柔らかく微笑んだ綱吉君に、苦しかった僕の心は段々と楽になっていく


「ダメツナが一丁前に人のモンに手ぇ出してんじゃねぇ」
「リボーンが泣かすからだろ?」
「泣かしてねぇ」
「油断、してると奪っちゃうよ、あの子」
「っ……」


いつの間にかリボーンが居て、離れた綱吉君と何か話していたけどいまいち聞こえなかった。

「リボーン…?」
「…アイツは、何でもねぇ。コクられたの、断ったら無理矢理してきただけだ」
「……浮気、じゃないんですか?僕だけ、ですか?」
「昔は、愛人は腐るほど居たが‥今は、お前に惚れてからは、愛人とも全員とちゃんと別れたし浮気もしてない、骸しか…愛してねぇ」
「っ…」

真剣なリボーンにぎゅっと抱き締められる。今まで軽々と愛を囁くから、大して思われてないのかとどこか感じていた。だけど、だけど、違かったのだ


「……信じて、いいんですか…?」
「当たり前だろ」
「っ…僕も、貴方だけです、リボーン、」


温かくて、言葉とは裏腹にたまに優しい貴方が、僕は大好きです。



(骸、俺の方見てくれないかなー)
(お前には一生向かね
ぇよ、俺のモノだからな)
(意地悪だ…(フォローするんじゃなかった))

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本誌を見ていたら、なんか書きたくなりました←

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