・企画、記念日・
□僕様メイド様骸様〜綱吉誕生日編〜
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「何なんですか、いきなり呼び出して」
「別に、ただ呼んだだけ」
「は?」
仕事していた骸は、珍しく昼間から呼び出されてきた。綱吉の部屋に入るなり、待っていたのかドアの前に立っていた綱吉に抱き寄せられて胸へと顔を押し付けられた
「いっ…、なんなんですか。用がないなら、仕事に戻ります」
綱吉から聞かされる理由にむっとした骸は、胸を押して離れようとしはっきりと断りを入れてその場を去ろうとした。が
「仕事は他に任せた。だから、呼んだ。ご主人様に呼ばれたら素直に従うのがペットだろ?お前、俺に逆らうわけ?まぁ、普段なら良いけど、今日は素直に従ったら?」
「………」
「……嫌なら、夜にたっぷり酷くするけど。」
「すみません」
想像したのか骸は、青くなるなりギュッと綱吉に抱きついた。それをニヤリと笑った綱吉は抱き上げてベッドへと連れていった
「…今日は、俺のそばに居てよ」
「…どうしてですか」
「言ってなかったけど、俺の誕生日なんだよね、今日」
ベッドに座るなり膝に骸を横向きで乗せて抱き締めながら、見たこともない優しい表情で話してくる綱吉にきょとんッとしながら見つめる。
「誕生日、何ですか、綱吉様…」
「あぁ。リボーンしか知らない」
「………ふーん、そうなんですか」
どこか寂しげに告げてくる綱吉に、困ったように眉を寄せた骸。小さくため息吐くと
「骸…?どうしたわけ…」
「誕生日…ですか」
急に考え込む骸に様子を眺めるように綱吉は黙って見つめていた。そして、考え付いたのだろう綱吉を改めて見つめるなり
「仕方ありません、今日だけは貴方の言うこと何でも聞いてあげます。何でも言いなさい。ただし、命とかはあげられませんから」
「ぷっ…くくっ…」
「なんですか…」
「そう、なら、何でも聞いてもらおうかな」
骸の言葉に堪えていたのを一気に吐き出すかのように笑い出した綱吉、それに腹が立った骸は口を尖らせて睨み上げた
「じゃ、暫くこのまま抱き締めさせてよ。落ち着くから…」
「そうですか、お好きにどうぞ」
いやらしく腰を撫でながら耳元で囁く綱吉。それに耐えるように頬を染める骸、するとゆっくり骸は紡いだ
「綱吉様…、Buon Compleanno‥<誕生日おめでとうございます>」
―チュッ…
綱吉の耳元に届いたのは、綺麗な発音のイタリア語と頬に当たるリップ音
「………ったく、骸。そんな可愛いこと
されたら、我慢出来ないじゃん。」
「はっ…!?//」
いきなりベッドに押し倒された骸。メイド服のボタンをはずされていき平らの胸が露になる。スカートに手を入れられて、下着も脱がされてしまう
「ちょっ…」
「誕生日だもん、好きにさせてくれるんでしょ、どうやって可愛がろう…」
「ひぃっ…!!」
ニヤリと笑いながら綱吉は、ベッド下から出した麻縄を骸に巻き付けて亀甲縛りをして行く
「今日は、SMでいこうか」
「やっ、むりっ、ひゃああっ!」
「鞭で感じるなら嬉しいんだよな、淫乱ドMメイドさん?」
ベッド上の天井にある鎖で宙へとつり上げられた骸は、夜まで綱吉によるSMプレイに付き合わされた
「あああっ!ひゃあっ、らめぇ、むく、ろのけつま、んひろがちゃっ」
「バイブが二本も入ってるよ、バカになるかもね」
夜は夜で生意気な態度をとったお仕置きを綱吉にされる骸だった。
「可愛い……、愛してる、骸」
「ああぁんっ、ひゃ、やぁああ…!!」
Happy Birthday!
10/10 Tsunayoshi Sawada
*End*