・女体化短編・

□デート
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◆169(69⇒♀化女子高生)


「全く、何で僕が貴方なんかのお手伝いしなきゃいけないんですか」
「だって、手伝ってくれそうなのは、骸チャンだけだったし」
「貴方なら、手伝いなんていくらでも集まるでしょう?」

科学準備室の整理をする科学担当・白蘭の手伝いをしに休みを返上して学校にやって来た骸。文句を言いながらも、骸はさっさかと白蘭に渡されたメモを頼りに種類に分けて綺麗に整理していく


「本当なら家でゆっくりしていたのに」
「骸チャンには、感謝してるよ?だから、ちゃんとおやつ用意しといたから」
「……まっ、まぁ、食べてあげなくもないです。」
「ふふ、ありがと、骸チャン?」


甘いものに目がない骸を知ってかのご褒美。おやつと聞いた骸は、更に整理する手をてきぱき動かしていく

そんな骸をレポートを書いていた白蘭は、表情を緩ませ眺めて


「手伝ってくれたお礼に、今度デートしようか」
「は…?」
「おやつだけじゃ悪いからね。デート…どこ行きたいか考えといて?」

パソコンの画面を見つめたまま誘う白蘭に、骸は赤くなる顔をバレないようにうつ向いた。デートに誘われるなんて初めてだから

「誰にでも言ってるんでしょう

「君にだけだ」
「嘘です、」
「骸チャンにだけだって」

強気になる骸に対して熱くなることなくさらりと言いのける白蘭。そんな白蘭に嬉しさが募っていた骸が勝てるわけもなく

「……遊園地、」
「え…?」
「遊園地、連れていきなさい」

負けたとばかりに、更に熱くした顔を白蘭から逸らしながら素直に呟いた。ふと骸に視線を向けた白蘭は、そんな様子の骸に小さく微笑み


「デート、楽しみにしているよ、骸チャン?」
「か、勝手にしてなさい…!!」
「うん、しているよ。大好きな骸チャンとのデートだからね」
「っ―‥!!」

クスクス笑いながら、白蘭はぎゅっと骸を抱き締めて耳元で囁いた


その日から、骸の様子が妙にうきうきしているのを生徒達は不思議に思う日々が始まるのだった


(す、すみません、先生、待たせてッ…)
(ふふ、骸チャン?今日は、白蘭って呼んでよ)
(ッ…//びゃ、白蘭っ…!!?)

*End*


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