・企画、記念日・
□まさかのMT
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◆綱骸+α
「…………」
「やぁ」
バタンッと、綱吉の部屋のドアを閉めた。遊びに来て、いつも通りに部屋に行くと、そこには綱吉に似た誰かが居た。どっかで見た気がする
「……誰ですか」
「部屋に入らないのか?骸」
「……どなたでした?」
「そうだな、綱吉のおじいちゃんと言ったところか」
にっこり微笑んで、扉から出てきたその人は金髪に綱吉よりも大人な雰囲気を持つ人で、骸は少し惹かれそうになる
「お名前は…?」
「ジョット、と名乗っておこう」
「ジョット、さん?」
「ん、可愛いな‥骸は…」
へ?、と首を傾げる骸に鼻を押さえながら悶えるジョット。そんなジョットを不思議そうに見つめる骸
「ジョットさん?」
「可愛い、つうか、骸欲しい」
「は…?」
ぎゅっと抱き締めるジョットに骸は戸惑うばかり。綱吉に会ってから、他人からの好意はあまり無下にしないよう心掛けていたから
「あ、あの、」
「俺の骸に触らないでよ、プリーモ」
「おや、もう戻ってきたのか?」
「黙れ、亡霊」
「何だ、今すぐ消えるか?綱吉」
「アハハ、俺が消してやるよ、クソジジイ」
骸を挟みお互い火花を散らす二人に、骸本人はどうしたら良いか分か
らずあたふたするばかり
「全く、ジョット…身内を苛めるのもいい加減になさい」
「デイモン…、だって…骸かわ「は?それ以上言ったら、二度と貴方に関わりません」
「すみません、二度としません」
「ほら、帰りますよ」
「はい…」
と、迎えに来た初代霧の守護者のD・スペードによりジョットは連れてかれ姿を消した
「な、なんだったんでしょう?」
「骸、浮気は良くない」
「してません!でも、貴方が他人の好意は極端に無下にするなって言うから…」
「…俺の言うこと、だから?」
「じゃなきゃ、聞きませんよ」
頬を赤らめて言ってくる骸に、今度は綱吉が悶えた。軽く鼻血が押さえる指の隙間から見え隠れしている
「可愛い…可愛すぎる骸!!」
「は?ちょっと、綱吉君っ…!!//」
抱き締めてくる綱吉に真っ赤になりながら慌てる骸。やはり、本命からの抱擁は別もんらしい
「で、今日は何しに来たの?」
「綱吉君に、会いたいのと、誕生日おめでとうって…」
「わざわざ‥来てくれたの?」
そう尋ねてきた綱吉に、骸ははにかんで頷いた。そして、そっと、呟くのだ
「Buon Compleanno!綱吉君」
「…ありがとう、骸」
そうして、二
人はちょっと遅くなった綱吉の誕生日を祝ったとのこと
(デイモン、待ってくれ!家出はだ(浮気野郎は私は嫌いです)
(土下座でも何でもするから、離れないでくれ…!!)
[End]
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はい、ちょっと遅れた綱吉誕生日短編。あまり本人出てない(笑)+αゲストは、プリーモとスペードでした!!結局、二組ともラブラブです←
綱吉、誕生日おめでとうございます!!
苺野
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