・女体化短編・

□横暴恋愛
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¶ヒバムク♀
(高校生パロ)


恋とは、突然落ちるものである

「ごめんなさい…」

目の前に立つ男子に頭を下げて謝ると、その少女は去っていく。

「クローム、犬、千種‥帰りますよ」
『はい、』

「………」

そして、下駄箱にて待っていただろうその三人を連れ学校から出ていく。そんな姿をある生徒が見ていた事にも気付かず


次の日の昼休みのこと。たまたま他三人に用が入り一人で昼食を屋上で済ましていたら、ガチャっと誰かが入ってくる。それに顔を上げると

「六道 骸、探したよ」
「は?」
「君を僕のモノにする」
「…………」

六道 骸と呼ばれた少女…そう、昨日男子に告白されていた人物。一際目立つ要望は、藍色の奇抜的な髪型ながらも膝まで伸びる長髪。オッドアイの瞳、綺麗な顔立ち。細身の体の肌は一般よりも白く同年代に比べて豊かな胸、ミニスカから露になってる足はとても美しく、きっと、誰もが見惚れる美人だろう

そんな骸がパチパチと瞬きしながら見上げるのは、見知らぬ以下にも純日本人みたいな容貌ながらも美人な顔立ちしている男子。しかし、己よりは小さいかもしれないと思うもただただ見つめるしか無かった

「意味が分かりません」
「だから、僕のモノにする、と言うかなりなよ。」
「見ず知らずの人間の言うことなんか聞きたく有りません」
「拒否権何か無いよ。もう決まったことだから。」
「(誰か通訳してくれませんかね)」

目の前の人間と会話を拒否したくなった骸は、空になった弁当箱を片付けてその場を立ち去ろうとしたが

「待ちなよ、逃がさない」
「離しなさい」
「やだ」
「そもそも、君は誰ですか?名前を名乗りなさい」

掴まれた手首からじわじわと伝わる痛みに眉を寄せ、言っても聞かない相手に骸は今更な問い掛けをする。その言葉に、一瞬目を見開くが直ぐに歪めた笑顔を浮かべ

「僕を知らないなんて益々気に入ったよ」
「は?」
「僕は、雲雀恭弥。次、会ったときはコレより激しいのシてあげるから…


覚悟しなよね」

雲雀 恭弥と名乗る相手の言葉に更に怪訝そうに見ると何か企むような表情で告げた雲雀に、骸はいつの間にか腕を引っ張られていて

口付けられていた


「ンンッ…!!?ふっ…」
「んっ…」

最初は触れる程度のものが舌が割り込んできた事により深いものとなり骸のと絡むと卑猥な水音が響き、それが現実だと示す
やっと離されたかと思えば、骸は初めての行為に頬を真っ赤に染めていき腰を抜かして放心状態。そんな姿に満足げに笑った雲雀は、耳元で囁き屋上を出ていった


『…初めて、だったんだ?』

たった一人、残された骸がその言葉に悔しさよりも収まること無い高鳴る鼓動に戸惑ったのは
本人しか知り得ない事実だ‥



(どうやって落とそう…)
(夏だし、とりあえず、デートに誘ってみるかな)
(ねぇ、草壁?オススメスポット、見付けといて)
(へい、委員長!)



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