・女体化短編・

□両思い
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¶1869[10年後]
(微裏)


「はぁ……、って、何してるんですか?」
「君を待ってたんだよ、骸」
「…貴方、任務じゃなかったんですか‥」
「そんなもん、山本武に押し付けた」


任務から帰り報告書を提出した骸が、雲雀と一緒に住む屋敷へと戻れば何故か自室に居座る雲雀

「まぁ、押し付けてるのはどうでも良いですが。僕の部屋に勝手に入らないで下さい」
「良いじゃない、恋人なんだから」
「一応、僕‥女子なんですけど。」


そう、骸は十年前と比べてスレンダーな身体に成長していた。貧乳で男装していても分からなかった胸も豊満となり歩く度に揺れる程

「着替えるんだから、早く!!」
「僕が着替えさせようか?久しぶりに骸のお「黙りなさい、この変態!!」
「僕が変態なら君は淫「黙れ、八つ裂きにしますよ!!?//」

自分の言葉に真っ赤になりながら口を出す骸に、クスクス笑って反応を楽しんでいた雲雀に、骸は少しYシャツをはだけさせ女豹のポーズで

「お願い…、出ていって?」

上目遣いでねだると、雲雀は余りの色気と谷間に鼻血を出して気絶した。ポーズを実施した骸自身さえ恥ずかしくなり真っ赤になりながら、鼻血して気絶した雲雀を部屋の外へと追い出した

「全く、何で、こうも勝手に…」

戦闘用の服から部屋着の和服に着替えようと下着姿になるもイマイチ着方を理解してない骸は、溜め息吐いた

「…本当、ムカつきますね、君」
「だって、君中々甘えないから。着付けの時ぐらいしか」

気絶していた雲雀は復活し、骸が頼みに来るのを待ち構えていた

「本当、意地が悪い」
「骸だからだよ、君だから、虐めたくなる」
「…鬼畜」
「今更…でしょ?」

そう言って笑った雲雀に、骸は着物を着付けて貰いながら口を尖らせた

「虐めたくなる程、骸が好きなんだ」
「…全く、貴方の愛情表現は分かりづらい」
「ごめんね?」

骸は拗ねたい気持ちを持ちながらも、謝られるとつい許してしまう

「(惚れた弱味…、ですかね?)」
「さ、とりあえず、久しぶりにヤっとこうか」
「やっぱり、変態です…!!//」


だいすきです

どんな貴方も

だって、貴方自身には変わりは無いから…



(っち、会った頃に手懐けるだった)
(お前…黒くなったな)
(じゃなきゃ、やってらんないよ)
[end]



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