・企画、記念日・

□可愛い君へのプレゼント
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¶1869


「ねぇ、骸」

「はい?何ですか、雲雀くん」

「…どうして、そんなの抱き締めてる訳?」

目の前に居る可愛い子。僕の恋人である、六道骸。そして、さっきから、僕が睨んでるのは骸の膝を独占するぬいぐるみ、熊の

「えっと、ボンゴレが、くれたんですっ」

嬉しそうに微笑みながら、ギュッとぬいぐるみを抱き締めて言うものだから

ムカついて

「じゃ、僕からはいらないね。」

「え…?」

「沢田から貰えて喜ぶなら、いらないでしょ?」

心にも無いこと言って、仕事へと身体を集中させた



「‥‥‥は‥、」

「え?」

「雲雀くんはっ、僕の、こと、嫌いにっ‥なっちゃったんですかっ…?」

小さな声に顔を上げれば、今にも泣きそうな表情で僕を見てる骸。それに焦り慌てて立ち上がり近寄れば

「雲雀、くんっ、僕の、こと…嫌いに、なったんですか?僕、何かしましたかっ…?」

うっすらと涙を浮かべて、立ってる僕を見上げてる骸は、凄く可愛くて…

「…違うよ…、君があんまりにも沢田からのプレゼントを喜ぶから‥」

嫉妬してしまった…

そう呟いて、不安そうな骸をギュッと抱き締めると優しく微笑み

「骸‥、愛してるよ‥。生まれて、僕を好きになってくれて、ありがとう…


誕生日、おめでとう」

自分でも限界な位の穏やかな声音で言うと、涙を溢れさせた骸がギュッと更に強く抱きついて

「ありがとう、ございますっ」

満面の笑顔で、お礼を言ってくれた


あぁ、やはり

可愛い恋人に、何を言ってもあげても

君の笑顔には、どんなプレゼントも敵わない


(雲雀くんっ、大好きです)(じゃ、このまま食べられる?)(うっ…、はい//)(っ…、全く…)


+END+

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