狂犬じみたその顔は、ただただ怖くて、私は恐怖で後ろへと後ずさった。「どう、したの?」ふいに、『カプリ』、と私の指を咥えた凛は「わん(俺)は、やー(お前)が欲しいんだよ」喰っちまうぞ、と呟いた後、私の唇にかぶりついた。熱帯夜(私は彼に、朝が来るまで喰われ続けた、) [戻る] [TOPへ] [しおり] カスタマイズ ©フォレストページ