桃海小説(短)2
□そんなワケないだろ
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「桃城、溜まってんだ、相手しろ」
「ん?あぁー、マジで、」
俺はそういう海堂を、何の躊躇いもなく
硬い床に押し倒す
海堂の髪がさらっと揺れて
腕は、俺の首にまわった
「なんかマットも何にもねーと、萌えねぇ?」
「イテェだけだろ、さっさとよくしろ」
「あらら、そんなに切羽詰ってんの?」
「うるせぇ」
「ていうか、お前って自分で抜いてる?」
「抜くか、テメーがいるのに。もったいねぇ」
海堂は、俺を欲を持った目でみて、
俺がフッと笑うと、その目はゆれた。
そのとき、 ちりりりりりりり
電話?こんなイイときに…!
海堂のほっぺに口を付けて、俺は立ち上がった、
が ば・
「あ…?」
めざまし時計が五月蝿く鳴り響いていて、俺はそれを止める
朝のまぶしい日差しである、
すずめが五月蝿くて、
「ゆめ…」
夢だった…、
そういや、海堂から誘ってくるわけないんだよな
なにこれ、電話でなきゃよかった、
でなかったら、夢の続きみれたのに
「あぁああ!惜しいことしたぁー!!!」
だいたい、相手しろとかぁー
あー、いわれてぇ、海堂ー海堂ー
どうすんだよ これ
朝っぱらから海堂に会いたい、
「そーいや、最近やってねーからなー」
海堂の拒否権は絶対だからな。
はぁ、溜まってんの俺かぁー
よーし、明日海堂をその気にさせよう、
うん。
2009 9 5
えろーx−