桃海小説(短)3

□オンニャの子の品格
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言ってみれば、お互い女の子の癖に背は高い方だし
テニスも負け知らず、…とは、同じ部活の先輩のせいで無いが…。

必然と、お互いを意識い始めるのは時間の問題だった。




ただ、それはライバル、とはかけ離れた感情の話。










「ぐわぁ〜〜!今日も部活きっびしかったぁー」

何時ものように部活が終わり、部室にぞろぞろと人が集まってくる

その一人の桃城は、その場のムードメーカーそのものであり、
短めに切られて濡れた髪をタオルで乱暴に拭いていた。


それを怪訝そうな目で見つめるのは
頭にバンダナを巻いた女の子で、背丈は桃城よりも少し上。


その目線に気付いたのか、桃城はタオルでふく手を止めると、女の子…海堂をちらりと見てニヤリと笑った。




「なに、かーおるちゃん。あたしのナイスバディーに嫉妬かなぁ?」


「なっ!!!!」




この二人の体格の違いをいえば、大きく異なるのは胸元の膨らみ、
成長真っ盛りの、大きく膨らんだ桃城の胸は、タオルをふく腕を動かすたびに揺れるほど、
それに対して、海堂は掌に収まる程度にとどめられ、タンクトップに緩やかなカーブを描かせる。



「ばっかじゃないの!!そんなの邪魔なだけじゃねーか!」


「なっ、この魅惑の園を邪魔!?」




ふつふつと怒りを露わにし始めた二人に、
呆れたように周りは着替えを終え部室から出て行ってしまう。

「んじゃ、おつかれさまぁー」

「鍵、よろしくねー」




当の本人たちは、部室に自分たち以外がいなくなったのにも気づかず、
胸ぐらを掴みあって、ぎゃんぎゃんと吠えていた。




「あ〜やだやだ、無い奴って持ってるやつのひがむんだもんねー」


「だ、からっ!僻んでねーしっ、だいたい、動くのに邪魔だろーがっ」

「邪魔ぁ〜?ああ、ない人間には邪魔に見えるのかぁ」

「邪魔じゃねーか!ていうか、それ贅肉だろ?
 そーんなんだから、デブんだよ、デブ」

「なっ!デブじゃ、デブじゃねーよ!ただ今標準より少し上なだけで、
 ていうか、この体重は全部胸だし!?」

「やっぱり太ってんじゃねーか。
 その分じゃ、体が重くてしかたねーだろ」



勝ち誇ったような海堂の顔に、桃城はムッとしながら
短く切られた髪を掻きあげていう。


「まぁ、肩はこるけど、おかげで超鍛えられてるし、それに―」




少し間を置いた桃城が、腰に手を当てて
「女の武器っしょ」と体のラインを強調させた。




海堂の目の前に大きく主張したそれが映り
思わず顔を真っ赤にする。


「お、薫ちゃんも効果あるのか〜」



茶化すような声に、海堂は慌てて首を振る



「ち、違うぅ!たら、そんなでっかいの、どっかにやれってばっ!」





それでも、いい気になった桃城は
海堂を壁際に追い詰めて、海堂の胸にその主張したものを、むぎゅ、っと押し付けた。


「ひゃぁっ」


布越しにも、胸と胸が振れる感覚はどうにも、気分の良いものではなくて、
その弾力に海堂は思わず悲鳴を喘げる。


「わ、海堂、可愛い声〜〜、初めて聞いた」


今の嬌声っていうのかな、と桃城がどこか素っ頓狂なことをいうのも
海堂には頭に入らない、
どうにかしてこの状況からのがれたいのだ



「でも、あれだね、こうすると、なかなか海堂も胸あるじゃん。」


「もう、いいから、離せっ」



そんな感想なんか、いらないからっ



海堂は桃城の肩を押し返すが、どうにも動かない。
それをしり目に、桃城はずっと考えていた。




そんなに、胸ちっさいの嫌なのかね…




それならば、こちらとしても
胸の大きな女性として、いろいろ教えることも出来るぞ。

なんて、見当違いな考えを持って、よぉし!と何かを決断した。






「海堂、あたしいいこと教えてやるよ!」







桃城はいきなり、意気揚々と海堂のタンクトップの中に手を這わせる


「や、ぁっ、なにしてんだよ!馬鹿っ馬鹿ぁあっ」



慌てた海堂は肩を懸命に押しても話にならない。
素肌に触れる桃城の手に堪らず悲鳴があがり

ついに桃城は目的を発見して顔色を変える。



「あ、れ。海堂スポブラなわけ?海堂の胸の大きさだとちょっとキツイんじゃない?」


「っひぁ、いやだ、関係ないっだろ!離せ!」



ついに泣きそうな海堂にも気づかず、桃城は手を突っ込んだまま、どーしよーと考え出す。



「なんか聞いたことあるんだけど、ブラ外すと胸っておっきくなるらしいんだ、
 だから、ほら薫もそうしてあげようと思って。」


そういってスポブラの生地を掴んで伸び縮みさせる。


「なのに、ホックないから外せないんだもんなぁ、どうしよ」


桃城はいうより先に、海堂のブラを上に捲り上げた。
薄いタンクトップのみに包まれた胸に外気が触れて
海堂はひどく赤面する。




「な、なんで、そんなこと…すんだよっ」


「なんで、胸おっきくなりたいんじゃねーの?」


「そんなこと…」







海堂がふるっと体を震わせる。

そんな海堂を見ていた桃城が、なにか神妙な顔つきになったと思うと
急に俯いて何かに耐えるように震えだした。



「…も、桃城?」


ブラを捲り上げられているにも関わらず
その態度に心配した海堂は桃城の顔を覗き込もうとする。



「…だ、ダメだ、海堂、あ、あたし、」


「なんだ?具合悪いのか?」




手を突っ込まれた状況で、その相手を心配する海堂も海堂だが、
その相手を裏切るのも、ほどほど桃城だ。





「だ、だめだ…海堂見てると、えっちいことしてやりたくなる…!!!!!」



「え!?」




海堂が驚くよりも早く、桃城の膝が海堂の足の間に入りこんで
スカートの中の薄い布越しを狙ってそこを揺さぶる。


「アっ?ぇ、っっやぁあ、、んッ…」


がくがくと揺さぶるその膝に、
堪らず、海堂は仰け反ってイヤイヤと頭を振る。


しかし、それも楽しむように
桃城は顔を染めて、膝の動きを複雑にする。


ぐりぐりと膝で丸く描くようにソコを揺すると、
体をびくびくとさせて、ひどく気持ちがよさそうだが、
それでも、自分の又に手を持ってきてその揺さぶりから逃れようとする

それすら、桃城には堪らない描写。




「海堂、なんか湿ってきたね」


「ゃ、ゃだ、やだっ、ぁっぁ」



体を捩じって、ソコをひくひくとさせはじめる。
顔を赤く上気させた海堂のまつ毛には滴がついていて、とても可愛らしい。





「海堂、かわいい…」




誘われるように、そのふっくらした唇に口づけをすると、海堂は一瞬不思議そうにしたが
すぐにも、そのもどかしさに目を瞑る。

その桃城の顔は悦にはいっていた。



ゆっくりとブラをまくった手を前に持ってきて、
ふくよかなソコに触れると、

海堂は先ほどより、びくりと震えて、瞳からぽろりと滴を落とす。




すでに桃のパンツはしっとりと濡れていたが、その疼きを桃城は耐えて、指をゆっくり動かす。

柔らかい胸に、やっぱり胸は大きさじゃなくて
誰についてるかだな。と女子らしからぬことを思った。












「っん」










そして、すぐ海堂がびくりと波打ったのに気付いて


「あれ、いっちゃった?」


と聞くと、言葉の意味を解らないにしろ、
海堂は真っ赤にしてその場に崩れた。


足には力が全く入らないらしい、
しかも、そうとう下着はぐっしょりしてるようだ。



「ば、、か、し、ろっ、」




耳まで赤くした海堂に、桃城は満足した。



「気持ちよかったでしょ」




しゃがみこむと、海堂の頬を指でつつくいて
にっこりほほ笑んだ。



「つぎは、もーっといいこと教えてあげる。」


「い、いらないっ」


「うそうそ、気持ちよかったくせに、」


「い、いらないったらぁ!!」




潤んだ瞳でそう訴える海堂に、桃城は少しいじめすぎたと感じた。




「でも、エロいことかんがえると胸おっきくなるよ?」


「え…、」



少し興味を示してしまったことに、海堂はしまったと顔を青ざめさせる。


対照的に桃城は厭らしい笑みを浮かべた、





「やっぱり気にしてたんジャン」


「気にしてない!!」





2011 1 23

わ〜〜〜
女の子エロ!
とんでもねーーーだーーー。
ごめんなさい
パロディ大好きすぎて、

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