桃海小説(短)

□好きだけど隙はない
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ちょっとくれぇいいじゃねーか!!
減るもんじゃねーんだし…


そう言ったら腹にチョップを喰らった

苦しくてごほっとむせている中で
オレはこうなった理由が頭を駆け巡った…





『好きだけど隙はない』



体育の時間だった

この時期の体育はバスケとか…

あれって 汗掻き易いスポーツだよな

そんな事考えながら まだ中学生

パス練習してから試合をやるのだった



「さすがバスケ部…うめーなー」


やはりその部のものは 他とは比べ物にならないくらい
うまかったりする


でーも テニス部桃城武!
スポーツ万能で通ってますんでね
やっぱりダンクも決めちゃいます(スマッシュじゃないのよw

なんて決めているうちに後ろから何度も何度もリングにボールが入る
スパンっと言う音が響いた

 
何発いれてんだ すげーな
なんて思って後ろを振り向いたときだった


「あ」

「あ?」


うっそ…海堂…


「おわーすっげーテニス部〜俺らもまけてらんねーな!」

なんて笑い声が周りからする中

俺達は目があったまま 動かなくなってしまった

それに気づいた周りは
ああ!そうだ!こいつらライバルだ!喧嘩に巻き込まれる前に避けよう…
そんな声が聞こえてきそうなほどオレたちから離れた

幸い コートの一番端だった




「よ…よー海堂?調子いいかよ?」

とりあえず話しかけたが 無視されて 少しむっとする


そして海堂の顔から視線を下ろしたときだった…


「…っお」


カナリ動いたのだろう
汗がのどを伝っていた
そして鎖骨に伝って…

ジャージの中へ…………

エ…エロイ……っかなり

テニス部のジャージじゃないぶん新鮮…

そんでちょっと髪が濡れてて…
上目使いで睨んでる……


これで興奮しなきゃ何処でするんだろう…
まぁ男に興奮するのはおかしいか?
でも好きな奴に興奮するのは可笑しくないだろ!

オレは気づいたら海堂の腕を掴んで走っていた
海堂の抵抗する声が聞こえたけど関係ない

付いた場所は理科室で 次の時間は何処のクラスも理科はない


=だれもこない



海堂をテーブルの上にそのまま押し倒した

「おっま…なにすんだ!!最悪…授業サボったことになっちまうだろ!」


「だぁってろ!!」


ジャージをはいでシャツをめくりあげる

海堂はやっと事態を判断して

激しく抵抗し始めた


「やめろ!ばか!ココ何処だと思ってんだ!」

「理科室 理科室 理科室!!!」

言ったそばから俺は

シャツをめくりあげて ちらりと見えた突起をチロリ…と舐めてみる

「っー…!」

びくりと反応した海堂にオレは思わずニヤッと笑ってしまう

「やめろ…っ」

「なんで」

「いやだ」

「嘘つけー」

「嘘じゃねー!嫌なもんはいやだ!」


オレは海堂を無視してまた鎖骨に舌を伝わせる

んっ と息を詰まらせる声がして
オレはまた ニヤニヤしながら鎖骨から下のヘソへ
舌を滑らせた
ビクビクっと波立つ海堂の腰に
オレは更に興奮をたかめた

「しんじらんね……っ」


「キモチヨクテ?」


ヘヘーっと笑ってふざけてみると
海堂は一瞬にして怒りのオーラに包まれた

やばい 甘い不陰気が消える!!

そう思ったのも空しく
海堂の頭突きが頭を直撃した

「いってぇええええええ!!!」

不陰気いっぺん悲鳴がこだます

オレもすこし不機嫌になり
海堂に悪嘆を穿き始めた


「ちょーっと触っただけだろ?お前だってよがってたくせに
 受け入れるだけなんだし」

海堂は少しずつ顔色を変えた

「お前感じやすいんだから 抵抗スンの止めろよ どっちみち同じことになるんだからよ」

下を俯きはじめて
オレは俺に気づいているのに
しゃべってしまった

「ちょっとくれぇいいじゃねーか!減るもんじゃねーし!!」


腹に激痛
チョップきつい…





そして今にいたる…のか

いってぇ…


でもこれ

俺のせいだな…あー

あ あ ああ

海堂でてく…

いっちゃだめだ

誤んなきゃ…

ひでーこといった…

ちょっと…



泣いてたかもしんねー…

おなか痛くて…うごけねえ…



オレは机に腹を押さえながらよっかかった


『男なんだよな あいつだって…』


そう考えたら 
さっきオレが言った言葉は
カナリアイツをきづつけたことになって

オレはそれから目頭が熱くなった








ごめんな








もうなんだか 痛くてないてるのか
悲しくてないてるのか
それとも…


ボロボロと泣いてるうちに
どれくらい時がたったか分からない

そこに



「…んなに…いたかったか?」




聞きなれた
大好きな声がした…


ばっと振り向いて
すぐに叫んだ


「ごめん オレ!マジで ごめ ごほげっがほ…」


泣いていた所為で咳き込んだ

海堂はスグオレの背中を撫でてくれて

ぽんぽんっと背中を撫でてくれた


ものすごく落ち着いた…


そんで


「戻ってきてくれてあんがと…」


「人を殴ったままでいられっかよ…」


嬉しくって ぎゅうって抱きついたら

また汗の匂いがやたらと
そそられるもんだから


手がケツノ方に…もみって…


一筋縄ではいかない海堂なので

今度は手を思いっきりちぎられた





隙はいつみせてくれんのかなぁ?



2007年1月24日


ごめんなさい
なんですかこれは
ちょっと長いし
うざいですかね?
すいません…
文にかんしては 
本当に誤りたい
毎日

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