桃海小説(短)

□秘密な倉庫
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「あーれーー?桃と薫ちゃんは?」


ふいに菊丸がくちばしった

そういえば 先程 二人に倉庫に行かせた
などと手塚が言うものなので
乾はそこにわってはいる


「で?なにを頼んだの?」

「…ボールを取らせにいったのだが…少し 遅いな」


菊丸はソレを聞いて青ざめた


「ばか!手塚ぁ!!そんなことして あの二人が何かしでかすに決まってるだろー」

菊丸は慌てて 倉庫へ走った

乾は 今行ったら駄… と言いかけたが
面白そうだ とも言って菊丸の後を追った





菊丸が倉庫について ドアノブをまわすときだった


『あっ』


中から如何わしい声が聞こえてくる…

それを聞いた菊丸は 金縛りのように動けなくなった


『バカっ奥っにいきすぎっ…』

『うっせー なら 俺を上にしろ』

『お前 重いだろーがっあっ』



そこで乾がやってきて 菊丸の肩を叩いた

「どうなってる?二人は」

やっと金縛りからとかれたように菊丸は
ぷはーっと息を吐いた

「やばいよぉ 二人とも!止めなきゃ!手塚きたら大変…」

「ふぅん 面白そうだな しばらく鑑賞させてもらおうか」


乾はノートを取り出すなり なにやら書き始めた

菊丸は 乾を止めようとしたが 次ので固まってしまうのだった


『駄目だっ…ぜんぜんっもっと…』

『ちっ…しらねーぞ…っ』

『んっまだったんねーっ…ちゃんと…』

『ったく…ほら』


『あああっ!!』


そこでたまらず菊丸は入っていった


「二人とも やめるにゃあああああ」

しかし そこで菊丸が見たのは


「あ 英二先輩」

「あ れ?二人とも なにしてんの?」


二人は肩車 という状態で 天井裏のテニスボールを取ろうとしていた


「やー聞いてくださいよ 先輩 こいつがちんたらするから ボールが取れないんすよ」

「テメーの所為だろ バカ野郎 てめーがしっかり立たねーから さらにボールが奥いっただろ!」

「俺の所為かよ!!」


ぎゃーぎゃーと喧嘩しはじめた二人をのこし 菊丸はドアを閉めた


「乾…勘違いだよ よかったね」

「…そうかな?」


乾はなにやら面白そうにノートを閉じて部活へ戻っていった

菊丸も後を追うように走るのだった



『海堂はいつもより声が嗄れていて腰に違和感があった』
『桃はいつもより 声が小さくて そのわり肌のつやがあった』

これがどういうことか…わかるかな
たしか昨日は休みだったな…などとブツブツいいながら
乾は今日も データを取るのだ



そして それから20分たっても帰ってこない二人に

違和感を感じない物はいなかった



2007年11月17日


少し エロがはいってもよいのではないでしょーか!
さいきんそう思って 書きました
いいよね 倉庫
そんで 周りが勘違い(?)するのもいいよね
ありがちな ネタをすいません

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