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□誘惑サマーナイト
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ギシリと小さくベッドが音を立てた。
ワイシャツを脱いでゆっくりと自分に覆い被さってくる銀八の真剣な眼差しに、神楽はドキリと胸が高鳴ると同時に慌ててその手を制した。
「ぎ、銀ちゃん、ちょっと待って…!」
触れた指先は思った以上に熱を帯びていて、神楽の鼓動はますます速くなる。
「わ、私シャワー浴びてくるネ!」
「…別にもういいだろ、そんなモン。」
そう応えながら銀八は神楽の首筋に唇を寄せて吸い付く。
「で、でも、私汗かいちゃってるし…!」
「気にしねェよ、どうせこれからまた汗かくんだし。」
「ん…っあ、でも…」
「いいから。もう余計なこと考えねェで、俺に集中してろ。」
白い首筋についた赤い痕を満足げに見やると、銀八は神楽の唇に自分のそれを深く重ねた。
「ん、ふぅ…んんっ、ふぁ…ん…」
呼吸を求めて開く口の隙間から舌を強引に差し込み、驚きで逃げる小さな舌を追いかけて自分のものと絡ませる。
「んん…っふ、あ…んう…」
弱々しく銀八のシャツの袖を掴みながら、神楽も必死で銀八に応えようとする。
そんな神楽の姿に煽られるように、銀八はますます口付けを深くした。
「…ん……あっ、ぎん…ちゃ……」
ワンピース越しに膨らみに触れると、どこかもどかしげに小さく身を震わせた神楽に、銀八は口元に意地悪げな笑みを浮かべて囁いた。
「…なァ、直接触ってほしい?」
「…っ…」
分かりやすいくらいに顔を真っ赤に染めるその様子に、銀八はさらに笑みを濃くして問い続ける。
「なァ、神楽?俺にどうしてほしいか言ってみ?」
「…あ…」
やわやわと緩い刺激を与えていると、下着と薄地のワンピース越しでも分かるくらいに胸の先端が主張し始めた。
そこに軽く歯を立てて吸い付くと、神楽は堪らずに身を捩って訴えた。
「…あっ!…んん…も、直接触ってヨ、ぎ…ちゃ…!」
その言葉を聞くや否や、銀八は下着ごとワンピースをたくしあげて露になった胸に唇を寄せた。
ピンクの先端に吸い付いてわざと音を立てながら舐めると、顔だけじゃなく首筋や胸元までもうっすら染まっていく。
銀八はクスリと小さく笑って、空いているもう片方にも手を伸ばした。
「…ん、あっ、…あん……ふ、あ…」
「神楽、気持ちいいか?」
「…ん…う、んっ…!……ん…イ、イヨ…!」
いつもより素直な反応を見せる神楽に気を良くし、銀八はチュ、チュと口付けを落としながら下肢の方へと降りていった。