log

□ぎんかぐ de あいうえお
2ページ/10ページ


【あ】 ああ言えばこう言う


「…銀ちゃん、いい加減に観念するアル。」

「…か、神楽ちゃん?顔が近いんだけど…」

「私20才になったアル。もうガキとは言わせないアルヨ。」

「イヤ、でもな…」

「それに私ちゃんとボンキュッボンにもなったでしょ?」

「…ウン、それはもう…」

「だったら!」

「…イヤお前、夢はどうすん…」

「叶えたからこうして戻ってきたアル。」

「…でもよ、俺みたいなオッサンが…」

「あーもうっ!!」

「!?」

「往生際が悪いアル!私のコト好きって言ったでしょ!?だったらもう覚悟決めて私の夫になるヨロシ!」

「……ハイ。」



「…ふつつか者ですが…」

「オウ、幸せにしてやるネ!」

(…コレ普通逆じゃね?)


(プロポーズ)






【い】 犬も食わない


「アレ、銀楽?そんなとこで何してるの?中に入らないの?」

「…定春の散歩行ってたんだけど、さっき帰ってきたらまた…」

「…ああ、またか。今度は何が原因?」

「さあ…?」


『何だよ!お前ンな事言って…まさか俺のコト嫌いなのか!?』

『好きに決まってるネ!銀ちゃんこそ…』


「………。」

「………。」

「…銀楽、定春、お登勢さんのとこで待ってようか。」

「…ウン。」

「…ワン。」



「アンタらも大変だねェ…。」

「全くあのバカップルにはほんと困りますよ…。」

「…どうせ今頃は仲直りして上でイチャついてんだよ。」


(毎度 傍迷惑なコトで)






【う】 うわさのアイツ


《熱愛発覚!?》

『現在ドラマで共演中の人気若手俳優の坂田銀時さんと女優の猿飛あやめさんが、某所で抱き合ってる現場が目撃され―――』


「…何アルか、この記事?」

「俺に聞くなよ…つーか、こんなモンでたらめに決まってんだろ。これはアイツが勝手に抱き着いてきて…」

「…ふーん。」

「…何 その目、絶対信じてねェだろ。…つーか、アレ?神楽ちゃんまさか…妬いてる?」

「………。」

「…え、マジでか。」

(何だよ、可愛いとこあんじゃねェか。)

「…神楽、本当アイツとは何でもねェから。信じてくれるか?」

「…ウン。」



『――続いては芸能ニュースです。俳優の坂田銀時さんが人気モデルと交際しているという新たな――』


「「………。」」


(恋人はゲーノー人)






【え】 えす・おー・えす!


「…ちょっと、コレはどういうことアルか?」

「んー?何がー?」

「何がって…お前、狼ダロ?こういう場合、フツーはおばあさんのフリして布団に寝てるんじゃないのカ?」

「え、そうだっけ?」

「そうヨ。なのに何で狼のカッコのまま堂々とジャンプ読んでるアルか?」

「まあまあ、細かいことは気にしない気にしない。」

「思いっきり気になるネ!つーか、おばあさん(新八)はどこアルか?」

「ん?そんなん最初からいねェよ?」

「……は?なんで…」

「だって邪魔が入ったら困るし。」

「……オイ、何で目が生き生きしてるアルか?さっきまで死んだ魚のようだったネ。」

「それはね、可愛い赤ずきんちゃんをよーく見る為だよ。」

「ちょっ、何で鼻息が荒くなってるアルか!?」

「それはね、赤ずきんちゃんの良いニオイを嗅ぐ為だよ。」

「…っな、何で服を脱がせようとするネ!?」

「それはね…」

「………っ!!」



「へるすみー!!」

「それを言うなら"へるぷみー"でしょ?」


(男は狼なのよ)






【お】 おとまり


「いけません。」

「なんでアルか!?しんぱちもそよちゃんも、そーごだって…」

「ヨソはヨソ!ウチはウチ!」

「でも、みんな…」

「とにかく!おとまりなんて銀さんは許しませんからね!」

「ゔー…ぎんちゃんのバカァ!!」


「…ありゃあ当分機嫌直らねェな。」

「何かかわいそうになってきたのう…」

「…うむ。銀時、やはり行かせてやっても良いのではないか?」

「ダメ。男とおとまりなんてアイツにゃ早すぎる。つーか、これからもそんなモンぜってー行かせねェ。」



『ぎんたま幼稚園 おとまり会のご案内』


(お兄ちゃん達は心配性)

 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ