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□好きなところ
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「銀ちゃんは私のどこが好きアルか?」
「うなじ。」
「…………。」
「…え、ちょっ、冗談だって!冗談!!何ドン引きしてんのっ!?」
「…冗談に聞こえなかったアル。何か目もマジだったし…」
「僕にも冗談に聞こえませんでしたけど…」
「イヤ、あの、だから…」
「普通こういうのって外見じゃなくて性格とか中身の方を答えるんじゃないアルか?」
「うん、普通はね。」
「だからそれは…」
「しかも"うなじ"って…」
「しかも即答って…」
「…………。」
「………定春、頼むからオメーまでそんな目で見んな。」
「…じゃあ、そういうお前はどうなんだよ?銀さんのどこに惚れたわけ?」
「ん?私アルか?そうアルな、まず…」
―10分経過―
「あっ、あとそれから…」
「もっ、もういいって。お前がどんだけ銀さんが好きかってのはよく分かったから…」
「え?もういいアルか?まだ全部言い終わってないヨ?」
「いいって!もう十分!」
「…もしかして銀さん、柄にもなく照れてます?」
「……うるせェ。」
(好きなところ)