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□神楽と坂田兄弟
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「…何でここにお前がいるワケ?」

「…………。」

「無視ですかコノヤロー。つーか、補習のジャマだから関係ねェ奴はとっとと帰ってくれる?」

「…神楽をお前みたいなヘンタイ教師と二人きりにさせてたまるかよ。何が補習だ。魂胆が見え見えなんだよ、白髪天パ。」

「…お兄様に向かってその態度は頂けねェな。ってか、オメェも白髪天パだろうが。」

「俺のは銀髪だけど、アンタのはいい年したおっさんの白髪じゃねェか。一緒にすんな。」

「…良い度胸してんじゃねェか。ガキのクセに俺と張り合おうってのか?」

「おう、やってやらァ!」

「…上等だ。吠え面かかせてやる…!」





「あ、神楽ちゃん。」

「新八、お前もまだ残ってたアルか?」

「ウン、日誌書いて出してきたんだ。職員室に先生いなかったから机に置いてきたんだけど。」

「…銀ちゃんなら中アル。」

「そう言えば、神楽ちゃん国語の補習って言われてたんだっけ。もう終わったの?」

「…それどころじゃないアル。中見てみるヨロシ。」

「……何やってんのあの人達。何かすごい形相でアッチ向いてホイやってんだけど…」

「…毎回毎回アイツらのバカげた勝負に付き合ってらんないネ。新八、あんなのほっといて帰るネ。」

「う、うん。そうだね…」





「「じゃんけんぽんっ!アッチ向いてホイッ!!」」

「…よっしゃあああ!!これで俺が先に10勝だ!」

「何言ってんだ、お前はまだ9勝だろうが!」

「は?数もまともに数えらんねェのかよ、アンタ。なぁ、神楽見てたよな?今ので俺…」

「あん?何言ってんだ、数も数えれねェのはお前の方だろ。なぁ?神楽…」


「「って、いねェし!!」」


(神楽と坂田兄弟)
 

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