memorial

□ぎんかぐバラエティーパック
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【あ】 あいうぉんちゅー


「……ダメ?」

「んー…銀ちゃんがもう少し大きくなってカッコよくなったら考えてあげるネ。」

「おっきくなったらって、あした?あさって?」

「それはいくら何でも早過ぎアル。」



『かぐらねーちゃん、おれのおんなになって!』


(幼稚園児とお隣のお姉さん)






【い】 意気地なし


「か、神楽ちゃん、ホラ、真っ暗で危ないから銀さんと手繋ごうか?」

「私は別に平気アル。」

「神楽ちゃああん!お願いだから手繋いでェェ!!」

「…もう、しょうがないアルナ。ホラ…」

「ちょっ、神楽ちゃん、絶対に手離さないでね!?ちゃんと銀さんのそばにいてねっ!?」

「ハイハイ、わかって…あっ、銀ちゃんの後ろに…」

「ギャアアァァァ!!」

ガバッ

「…新八がいるアル。」

「…………。」



「テメッ、紛らわしいんだよ新八ィィ!!」

「僕に当たらないで下さいよ!!」


(万事屋とお化け屋敷)






【う】 上目遣い


「ねェ、銀ちゃん…」

「………。」

「…銀ちゃん」

「………。」

「ダメ、アルか…?」

「……っ、ああ、もうっ、わかったよ!買ってやるよ!!」

「マジでか!キャッホォォウ!!」

「ハア、ったく…しょうがねェな…」



「もしもし、アネゴ?アネゴの言うとおりにやったら上手くいったネ!」

『ね?言ったとおり男って単純でしょ?』

(女の必殺技その1 伝授)






【え】 永久就職します


『…じゃあ、ちゃんとそっちで元気にやってるんだな?』

「ウン!」

『そりゃ良かった。…ところで神楽ちゃん、進路の方はどうするか決めてるのか?』

「え?」

『あと半年もすりゃお前も高校卒業だろ?お父さんとしては、大学はこっちの大学を受けてほしいんだが…』

「進路ならもう決まってるアル。」

『そうなのか?』

「ウン!就職するネ!」

『し、就職って…そっちでか!?一体ドコに…』

「銀ちゃんのトコアル!」

『アイツのところって…神楽ちゃん、まさか…』

「永久就職するアル!」

『…な、なっ、何だとォォォ!?』



「……っ!」

「坂田先生、どうかしましたか?」

「…イヤ、なんか今スッゲェ悪寒が…」


(大魔王襲来の予感)






【お】 仰せのままに


「ぎんちゃん ぎんちゃん」

「ん?」

「かみのけむすんでー」

「ハイハイ。」

「きょうはぼにーてんぐがいいアル。」

「…ポニーテールな。」

「ぎんちゃん」

「ん、何だ?」

「すこんぶかってー」

「1コだけだぞ。」

「ぎんちゃあん」

「んー、どした?」

「…だっこ」

「あー、ハイハイ。」

「ぎんちゃん」

「何?」

「あついアル。」

「そりゃこんだけ引っついてたらな。じゃあ降りるか?」

「……ヤダ。」



「ねー、ぎんちゃん」

「ハイハイ、今度は何ですかお嬢様?」

「ずぅっとかぐらといっしょにいてネ。」

「……仰せのままに。」



「やくそくアルヨ!」

「おー…」


(妹に弱い兄)


 
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